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6. 欲しいものはなんですか?


こんにちは。眠りです。

およそ1ヶ月ぶりの復活となりました、「兆円の人」シリーズ。ではいつも通り淡々とやってまいります。


◆「兆円の世界」=あなたの常識へ

兆円の人の誕生日が近づいたある日のことです。

何かお渡ししたいんだがと思いつつ、しかしながらもはやなんでも手に入る立場でしょうし、かつ、実際にも手に入れてきたでしょうから、金額の張ったものを購入することでドキドキワクワクさせるだなんてことはまず不可能笑

ということで自分で描いた絵をお贈りしました。当時の写真を振り返ると2021年4月、とあったので、普段シンガポール政府の厳しい法の目をかいくぐってノーマスクを貫いていた眠りでもマスクしていたので、コロナ真っ最中、中でもマスク全盛期だったことが伺えます。

早いもので、それももう4年近く前の話になるんですねえ。

ワクチンを皆が打ち始めて周りに打たない選択肢をしている人が誰もいない中、確かに孤独ではありましたし、「いやーこれ、こんなガチンコの管理でどこまで生き残れるんだろうねえ」などと考えたりしながらも、それでも自分のできることは精一杯やっていた、「日々これ悔いなし」の積み重ねがあったからこそ、今こうして風邪ひとつ引かず元気に生きていられるんだなあと感慨深いものがありますねえ。

話を戻しまして。

とはいえ、絵を送る前の段階でも一応、ご本人に聞いてみたんですよね。「もうすぐお誕生日ですけど、どうやってお過ごしになるんですか」

「あー!そういえばもうすぐか。もうそんな年か」
「ええ、すでにガッツリ後期高齢者ですよ」

「後期って、、失礼な言い方だよあ」
「確かに響きがもう、終わってる感満載ですね笑」



…欲しいものはなさそうでした笑


兆円の人はシンガポールに移住してからというもの、特に新しいお友だちは作っておられないとのことで、仕事絡みでしか繋がりのある方がいないそうで、お祝いは日本でしてもらうんだということでした。

シンガポールにお友だちがいないとはいえ、仕事繋がりのお付き合いだけでも基本非常に忙しくしているからであり、それには政府関係者も多く、シンガポールのトップ1、2、3の資産家ファミリーをご自宅に招いてバーベキューパーティーを開いたりと、桁違いの人脈で忙しくなさっているので、別に友だちなんてわざわざ作らなくても退屈はしなさそうなんですよね笑

ある時、副大統領も務めた方が日本にもよく通じていてしかも相当な人格者だという話を聞いたのですかさず、「あー私!今パートナー探してるんですけども!」と言ってみたのですが、「あーはいはい。覚えてたらね」と羽生結弦もびっくりなほど華麗に滑り倒されてしまいました。



そして日本にたくさんいる長いお付き合いの、同じように大きく成功を収めた経営者友だちらが集まって、ジャズ好きなご本人のために、有名なジャズシンガーを招いてお誕生会を開いてくれるということでした。

ただここで面白いなと思ったのが、ご本人も好きなジャズで、その世界で有名な歌手がご自分のために歌ってくれるということもまた、先の「欲しいものが特にない」のと同じように、飛び抜けて嬉しい様子もなく淡々としていたことでした。

「え、めっちゃ嬉しいじゃないですかそれ」
と聞くと

「うーん、まあ、ねえ」
という感じです。


不思議でした。
嬉しくないはずはないのだけどなあ。

もし私なら「やった!やった!嬉しすぎるう〜!!!!!」と飛んで跳ねるところなのですが…そんな様子は全く見えません。では、喜びをひた隠しているのか?いえ、そういうわけでもなさそうです。


その様子を見て、ふとこんな言葉を思い出しました。

「目標を達成した瞬間はもう、実はあんまり喜びはない」


これは別の経営者から、しかも複数の方々から、それぞれ聞いた言葉なのです。これって一体どういうことなのでしょうか。なぜに達成の感動が、いざ達成したその瞬間にはなくなってしまうということなのでしょうか。


これは周波数、そして引き寄せの法則にかかる内容になりますが、願いが叶うにあたり、「願いが叶った状態」=普段の自分である、というところまで近づいたからこそ、その目標に手が届いた、ということになるからなのですね。なので目標が叶う段階の時には既に、叶っている状態が当たり前に感じる自分になってしまっている、ということなのです。


自転車に乗れる人が自転車に乗れた!と飛んで喜ばないように
算数でいつも100点の生徒が100点を当たり前と思うように

「その状態」が自分にとっての普通、という感覚になってしまっているからこそ、他人から見て「すごいジャーン!」と思うことであっても「え、そう?」「まあねえ」くらいの反応になるんですね。別にスカしてるわけでもなく、それが本人にとってはもう当たり前になってしまってるからなんですよね。

なので逆に、「すごいすごい」と褒めそやすほど、「やかましい」「うざ」と思われることもあるので、この辺り、ご自分と周波数が違う方と接する場合はご注意なさるのがいいですね。

よく、成功者の方に群がるおべっか使い(男性に多いような気がするが気のせいでしょうか)はこうしてやたらと褒めちぎったり持ち上げたりするのですが、はたから見ていて明らかに逆効果で、褒めれば褒めるほど、「ボクにはそんなことをする能力がありません」とご自分を貶めているようなもので、非常にもったいなく感じます。自ら、近づくチャンスに蓋をしているようなものですから。

それから、「ボク、◯◯店によく通ってました!」とか言ってアピールしてくる方が見えるのですが、日本だけで500店舗近く、海外店舗合わせると600店舗以上あるお店の、◯◯店に通ってるとかそんなこと言われても知るかよ!と私なんかは思ってしまうんですけどね。そういうのを「ぜひお伝えください!昔からの常連ですと!」などと熱くおっしゃっていただいても、こういう人がいましてとは恥ずかしくてとてもご本人にお伝えできません。「は?誰?」って言われますよ絶対笑

それよりも、成功者というのはわりかし孤独にしている方が多くて、世の中に成功者が少ないが故かと思いますが、周りに自分と同じような方がいない分、成長株で見込みのある者がいれば惜しみなく協力してくださるものですから、わざわざ自分と成功者の方との距離を遠くしてしまうような尻込みはしないのがいいんじゃないかなと感じます。

いうても成功者だって同じ人間ですから、忖度なく話してみて、相性が合えばそれでいいし、合わなかったらそれもまたよし、なんじゃないでしょうか。無理に合わせようとしても互いに不幸なだけな気がしますねえ。


ということで、今回はひと月ぶりの書き下ろしでしたせいか、話があちこち飛んでしまいました。読んでくださった方にとって、何か一つでも気づきや学びに繋がる情報があれば幸いです。



まとめ

ほしいものを手に入れるにはそれと同じ周波数の自分になるべし
自分を卑下していいことなし。それよりありのまま話してみるべし


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眠り
応援ありがとうございます!皆さまにとって新しい学び、魂の成長に繋がる記事をこれからも日々降ろしてまいります。