1年後、「伝説の人」へ回し蹴りしていた話
2014年、私は30代後半で、東南アジアのある国へ夫の異動により家族で引っ越してきた。日本では私自身も働いていたけれど、この日から専業主婦となる。夫とは10代の学生時代からの仲なので、結婚して既に15年ほどの、いわゆる「熟年夫婦」だった。
そんな中、夫が言ったひと言。「今日からはボクの稼ぎで暮らすんだよ?海外だし、分からないこと沢山あるでしょう?なーんでもボクに言ってね」
普通ならこんなこと言われたら優しいな〜などとキュンキュンくるのかもしれない。しかし、私にはイヤな予感