久々に二次創作をしてみて感じたこと
最近、久々にファンアートを描きたいと思えるジャンルを見つけた。
そこで思い思いに描き、自分なりに最高傑作では!?と思いつつ、かろうじて残してあるXのアカウントに呟いてみる。
するとありがたいことに、いくつかの反応がもらえる。
恐らくジャンルの勢いもあるのだろうが、一次創作ではなかなかもらえない数の反応がある。
それから調子に乗って、また違うキャラを描いて上げてみる。
すると以前よりも少ないが、反応がいただける。有難い。
それから程なくして、ファンアートを描く人口が増え始めたこのジャンル。
公式で出されたファンアート用のタグを巡り、多くの人の作品を目にする度に、自然と目がいくのは、作品と投げられた反応の数である。
目の前になければ見ることもないのだが、当然のように数字が並ぶものだから無意識に見てしまう。比べたくないのについ比べてしまうようにできてるのかな。やはりSNSってのは、これが苦手なんだ。
このように久々に二次創作をしてみて思ったのは、二次創作特有のもやっと感である。それを具体的に言うと次のような感じ。
・同じ題材を描いているからこそ、技術の差が分かりやすく劣等感を感じやすい
・自分が先に描いて上げたのに、後から上げられた方があっという間に1,000以上の反応があるのを見て、気持ちが曇る
・好きに描いているはずが、誰かが先に同じようなことを描いていないかと焦る
これらが二次創作における、自分の苦手な部分だ。
誰とも比べる必要はないのに、つい比べてしまうようにできている。それが人間なのだと、自己啓発系の本に書いてあった。
であるならば、いかにしてこの負の感情と上手く付き合うかが、創作するうえで重要になってくるんだろう。
キャラクターやコンテンツに対する愛情表現の一つとして、ファンアートは自分にとっては欠かせないものだ。それが先ほどもいったようなことが原因で、製作を止めてしまうのはあまりに虚しい。
人の作品をあまり見ずに創作に集中したり、SNSから距離を取ったり、自分の機嫌取りは大変であるが、程よい距離感で二次創作活動と付き合っていきたいものだ。