管理職にはなっておいた方がよい(新入社員向け)
最近の若者(Z世代)は管理職になりたがらないと各種報道等で散見します。
うつ病になり管理職の道を閉ざされた万年平社員の私から成れるならば管理職になっていた方がよい理由を説明します。少しでも参考になれば。
自己肯定感が極めて下がる
確固たる信念、会社以外の趣味等で認められる場所が確立されている人を除き、仕事を頑張り、管理職になった方がよいです。
継続的に評価されるのは多くの人は会社のみではないでしょうか。その会社の中での評価が明確に表れるのは管理職登用。
会社以外で人から認められる場所を確立している人以外は管理職になれないと、「自己否定」をされたように感じます。少なくとも私はそうでした。
「おまえはこの会社に必要ない」、「お前の会社員人生は無駄」と人事部から明確に突き付けられているように私は感じました。
新入社員からすると何を大げさなと感じるかもしれませんが、入社試験・入社面接で落とされたときのへこみ、自己肯定感の低下の何十倍もダメージはあります。
入社試験等の面接官は、あなたのことを30分程度の面接と書類でしかしりませんが、管理職登用を決める人事部・あなたの上司は少なくとも数年間は一緒に働いて(上司)、入社後のあなたの情報・評価を全て書類化(人事部)したうえで、「管理職にふさわしくない」と判断するのです。
この自己肯定感の低下は私だけでなく、その他管理職になれななった後輩も同じ感想でした。
同期との仲が気まずくなる(同期会に行きたくなくなってくる)
新入社員の頃は仲良しだった同期たち。頻繁に同期会を開き、若手の頃は一緒に旅行等も行ったりした同期。
同じ会社の人というよりも友人という感じが強かった同期達。同期と仲良くしても意味がないという論調もありますが、JTCでは同期は一生の宝とも言われます。
ただ同期たちが管理職になっていくなか、平社員となった私。同期会に行きづらくなってきます。
同期達が部下の扱いについて悩むなか、私は部下無しの平社員。仕事の話も管理職と平社員ではステージが異なるので話が合わなくなってきます。
学生時代の友人と頻繁に会っている、会社以外の趣味の友人がいるという人はそれほどダメージでもないかもしれませんが、頻繁に飲むのが同期・会社の人という場合は、結構辛いです。
給料はそれほど変わらなくても退職金は大丈夫?
管 理職になって多少の管理職手当がついて給料が上がっても、責任が重くなるから管理職になりたくないという事も聞きます。
給料については会社によって異なると思います。弊社では管理職になるとググっと給料があがります。そして給料以外のお金の点で注意すべきは「退職金」です。
退職金の積み立ては会社が別途してくれていますが、その積立の月額が弊社では管理職の等級と管理職未満の等級で全然異なります。
つまり退職後の退職金額が管理職と平社員では全然異なります。退職後の再雇用のランクも当然異なるため、目の前の月給だけで管理職は逆に損と判断するのは早計です。
後輩からも馬鹿にされますよ・・
当たり前ですが、出世が遅れると後輩から馬鹿にされます。今の世の中表立って馬鹿にされることはなくても、尊重されていないなぁと感じる場面は数多く発生します。