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【必殺料理人みこ】薬膳に多少詳しくなる道 その三 薬膳の理論的側面は面白い!

 トップ画像は、みなさまどこかで見かけたことがあるでしょう。これは太陰大極図と呼ばれる陰陽五行の思想を一番シンプルに表した(それゆえに解釈・理解が難しい)ものです。

 みこちゃん流に簡単にしますと(^~^)、この世の中は陰と陽で調和してますってことです。

 これだけだと、まだ「ふーんそうかもね」ですので、もうちょい解体してみましょう。これはみこちゃん流の理解、解釈方法なので専門家の方からすると間違っている、もしくはやんわりと、大胆な解釈ですねと言われるかもしれません。

 みこちゃんは太陰大極図を、地球の公転と自転を表しているのではないかと、ある日思ったのでした。

 太陰大極図を、下記のように春夏秋冬(地球の公転が引き起こす1年の流れ)と、朝昼夕晩(地球の自転が引き起こす一日の流れ)に分けて考えた上で、それを陰の極と陽の極との往復運動(正弦波=sinカーブθ波動)と考えたらすっと理解できるのではないかと思いました。

 実際みこちゃんは、「あ、これで陰陽五行説分かったかも」(^~^)と例によってちょーしに乗ったのでありました。でも以来、陰陽五行説は難しいという意識は消え去りました。

日の出日の入り

 朝昼晩に着目しますと、朝はボーッとしながらだんだん体温が高まってきますよね。だからエネルギーが自然と湧いてくるような無理のない食べ物がいいのです。朝からカツ丼とかじゃない方がいいわけですね(笑)。

 昼は体に元気がみなぎってきますので、カツ丼だーカレーだーがいいんですね。「陽」が極まる時間です。

 夜は豪勢にという方が多いと思いますが、陰陽五行説的にはこの時間は「陰」の時間に入っていますので、体をゆっくり休めるための食事が理想的なのです。

 同じことが春夏秋冬にも言えるんです。図を見て下さい。春分、夏至、秋分、冬至これがそれぞれ朝、昼、夕方、夜に該当していますね。

 朝昼晩のご飯(夕に相当するのはおやつかな(笑))と同じ洋に、春に適した旬の料理、夏にピッタリの料理、秋にふさわしい料理、冬にこそ食べたい料理があります。

 例えば、春は春の七草のような、これから英気を養っていくような柔らかい旬の食べ物がいいですし、夏は火照った体を冷やすスイカ(^▽^)とかも立派な薬膳なんですよ!秋は栗とかお豆とか、体を平静に保つ落ち着いた食事が良いですし、冬に冷たいビールを庭先で飲んだら風邪ひきますね。冬は少し辛いお鍋なんかがいいわけです。

 こういう表があります。おそらく薬膳の資格試験なんかだと、こういうのを暗記して試験に望むのかなあ、と想像したのですが、みこちゃんは、冒頭の波動での理解がないと、いきなりこれ暗記せよと言われても、ヨダレ垂らして寝てるでしょう。

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 この図の中段あたりに注目して下さい。

 ここに「中庸」「極陰」「極陽」とありますね、それぞれを「中庸」(朝と帰宅時、春分と秋分)「極陰」(深夜、冬至)「極陽」(真昼、夏至)と読み替えて下さい。あのみこちゃん図がそのまま当てはまりますね。そうすると体感として、春に食べたいものとか、夏の暑い真昼はカレーにビールだよなとか、実感として理解できる回路が頭と体に出来上がります。

 例えば、右上の極陽のところに、塩の絵がありますでしょ。だから夏に塩キャラメルっていいんですよ!そういう実感と体験に基づいた理論の話ができればと考えております。

 今回は、大方針として今回の大枠の提示だけとしまして、次回から実感的陰陽五行説に基づいた薬膳料理について、説明していこうかと思います。

 つまり、みこちゃん流陰陽五行説に基づいた薬膳料理では、薬膳料理を作ったと言っても、一日中、そして一年中同じ薬膳料理を食べていたのでは意味がないということになります。きめ細かな薬膳料理メニューを正しく決定していくことができるわけですね!

 みこちゃんと一緒に、いきなり中級を射程に入れながら薬膳入門しましょう!

 また、今日ご紹介した方法で陰陽五行説を深めていけば、漢方や東洋医学、太極拳、鍼灸などについても勉強を広げていけるはずです。

 なお、2番めの図につきましては下記の本より引用させていただいておりますので、出典を明記致します、かなりいい本ですので、とてもおすすめです。

どうも、太陰大極図から、この絵本を連想するおバカなみこちゃんでした!


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