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お菓子最高!っていう話
こんな時間に飯テロ失礼。
私には先日、人生の一大イベントと言っても過言ではないイベントがあった。
振袖撮影である。
一生残る大切な写真である。
せっかくだ、肌荒れ0の状態で撮影に挑みたい!
という気持ちがありお菓子をセーブした。
なお、セーブできたのは1日だけ。
顔の肉が無くなる!マッサージ!!をYoutubeで発見し、このマッサージで私の顔の贅肉を落とすぞ!
と意気込んだは良いものの「後で見る」に保存したまま、1度もせずに終わった。
YouTubeよ、お願いだ。あの「後で見る」機能、どうにかしてほしい。
あれ、絶対に私には必要ない機能だと思う。
だって、保存した瞬間は「今すぐ見なきゃ!」と思うのに、実際に時間が経つと「後でやるからいいや」とすぐに放置してしまう。
しかも、その「後で見る」に残した動画は、絶対に一生見ないという法則が成立している。
くそ。
なんで!?
数行前では「せっかくだ、肌荒れ0の状態で挑みたい!」
などと意気込んでいたくせに1日で終わった。
普通、3日坊主って言うけれど、私はその上を行く「1日坊主」を達成。自分でも驚く速さで、お菓子に手を伸ばし、ダイエットはおろか、健康も何もかも放り投げてしまった。
さらに、贅肉マッサージを「後で見る」に保存したまま、結局1回も再生することはなかった。
ああ、YouTubeよ、あなたの「後で見る」機能は もはや私の敵だ。
覚えとけ。
そして見事、撮影は肌荒れゼロを目指すどころか、ニキビパーティ状態で行われた。
が、プロのメイクで上手く隠してくれた。
メイク万歳!
ビバメイク!
撮影が終わった瞬間から、私はまるで解放された囚人のようにお菓子を食べまくった。
ポテチ、チョコ、せんべい、アイス、ドーナツ、バウムクーヘン、エトセトラ…
止めどなくお菓子を口に運んだ。
しかし、予想通り、食べた分だけ体には結果が現れる。
そう、立派なニキビが顔中にできまくったのだ。
お菓子を食べてニキビができる、そんな当然の流れに、抗うように立派なニキビに塗り薬を塗り始めた。
これがまさに「お菓子vs塗り薬」の壮絶な戦いの始まりである。
日本三大合戦、「関ヶ原の戦い」「川中島の戦い」「筑後川の戦い」に加えて欲しい。
お菓子を食べる度に、塗り薬を塗る。
そして、塗り薬を塗る度に、またお菓子を食べる。まるでイタチごっこ。
いや、イタチごっこどころじゃない。
お菓子と塗り薬、私の顔の上で壮絶なバトルが繰り広げられていた。
それでも、辞めようとは思わない。
なぜなら、お菓子が美味しすぎる。
ポテチのカリカリ、チョコの甘さ、せんべいの塩気、アイスのひんやり感、ドーナツのフワフワ、バウムクーヘンのしっとり感…どれもこれも私にとっては至福のひとときだ。
塗り薬が効いても、また食べてしまう。
そして、またニキビができる。
「ニキビもあって、肌荒れもひどいけど、でも今日もお菓子が美味しい!」そんなことを思いながら、私は今日もお菓子を食べ続けるのであった。
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