読書が苦手な人は聴覚優位者だからかも/認知特性を生かした読書のススメ
最近、noteで色々な方の記事を読むようになったのですが、「読書をしようと思ってもできない」という投稿を見かけることがあります。
もちろん、「時間がない」「本の内容に興味がない」「難しすぎる本を選んでいる」等、様々な理由がありますが、もしかしたら『聴覚優位者』なのかもしれません。
本を読むことが得意な認知特性の方もいれば、苦手な認知特性の方もいます。それは決して優劣がつけられるものではありません。
今回は、以前読んだ『医師のつくった「頭のよさ」テスト』から、認知特性と読書の関係についてご紹介しようと思います。
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そもそも『認知特性』とは、思考や認知の好み、やりやすさのことで、生まれながらにある程度決まっているとのこと。
本著によると、認知特性は以下の六つに分けられるそうです。
認知特性のタイプごとに向き不向きがあり、認知特性が違うと、理解の仕方や、やりやすい方法が変わります。
本著には簡単な診断テストがあるので、良かったら試してみてください。
ちなみに私は『言語抽象タイプ』です。
学生時代にノートをまとめるのが上手かった人はこのタイプで、「言葉を見る」のが得意とのこと。
たしかに聞いた内容は一度文字に変換すると理解しやすくなるし、学生時代はノートをよく貸し出してました。
一方、ものすごく低いスコアになったのが、『聴覚言語タイプ』と『聴覚&音タイプ』。
『聴覚言語タイプ』は、「言葉を聞く」のが得意で、相手が話している音だけで内容を理解・イメージできます。
『聴覚&音タイプ』は、音の特徴をつかむのが上手く、外国語の発音が上手だそうです。
私は聞きながら理解するというのが非常に苦手で、「ややこしい話は電話でなくメールにして~」というタイプなのでうらやましいです。
ちなみに読書という側面だけでいうと、『言語優位者』は得意で、『聴覚優位者』は苦手です。『視覚優位者』は本の内容次第かもしれません。
しかし、別に読書は『読む』だけが手段ではありません。
今はAudibleもあるので、聴覚優位の方は『聴く読書』を活用してみるのはいかがでしょうか。
全ての作品が入っているわけではありませんが、人気の作品は結構Audibleに含まれています。
ちなみに私もAudibleを何度か試してみましたが、びっくりするくらい内容が頭を素通りしてしまい、全然ダメでした。
今思えば、認知特性による影響だったのかもしれません。
自分に合ったやり方で読書を楽しむこと。これが一番だと思います。
なお、本著には各タイプの得意/苦手なことや、他の能力(空間認知力や言語操作力等)との関係性、小児科医の著者ならではの子育てに関することも書かれています。
認知特性という考え方を知ると、何度教えても理解できない人にイライラしたり、なんで教えたやり方が上手くいかないんだろうといった悩みも軽減します。
自分のやり方を他人に押し付けるのではなく、それぞれの認知特性にあわせたやり方を見つけること、相手の特性を受け入れることが大事なのかもしれません。