どんな人にも、事情がある
「きっと、事情があるんですよね」
今見ているドラマにこんなセリフがあって、そうだよなぁ……どんなことでも、その人なりの事情があるんだった。ということを思い出させてもらいました。
とにかくアツく掃除しろ!ってドラマなんですけど。
潔癖症の社長と、ズボラで清潔感のない新入社員が恋に落ちる、というラブコメです。
秘密の森シーズン2というシリアスなドラマの後に、かる〜い気持ちで観れるラブコメが欲しくなって、見始めました。
これが、笑えるし軽快なストーリーなのに、意外と刺さるセリフがたくさんあるんですよ。
・・・
冒頭の「きっと、事情があるんですよね」というセリフは、ヒロインが潔癖症の社長に向かって言ったセリフでした。
潔癖症で生きづらさを抱え、他人と触れ合ったり、コミュニケーションをうまくとれない社長に向かって「なんて酷い人なの、人をバイ菌扱いして!」という人も少なくありません。
ですが、ヒロインは「きっと事情があるんですよね」と理解を示します。
潔癖症である社長そのものを否定せず、そうした生きづらさを抱えているのには、きっと事情があるからですよねと。
ここで、ハッとしました。
このズボラなヒロインは、服が乱れていたり、お風呂に入らない日があったりと、けっこう不潔な感じで描かれているんですが、わたしは「彼女にも事情があるんだろうか?」なんて考えもしなかった。
ただただ、「あ〜汚いじゃん、なんで綺麗にしないのー」なんて思ってたんです。
実は、彼女にも事情がありました。
家族を助けるために、お風呂に入る時間や掃除の時間を削って、とにかく勉強していたこと。
就職しなきゃ、と必死だったこと。
そのうちそれが習慣になってしまって・・・と彼女は話しました。(定期的にちゃんと掃除をしたり、身なりをきれいに整えていることも後に判明)
全く気づかないうちに、自分に偏見というか、相手の背景を想像する習慣がなくなってたのかも。
と、ちょっとゾッとしました。
でも、気がつけてよかった。
・・・
自分と価値観がちがう人に出会ったり、びっくりするような出来事があった時。
「その人なりの事情がある」と思い出すこと。
具体的なことはわからないけど、きっとその人にしかわからない何かがあるんだ、と想像すること。
これ、忘れちゃいけないなーと思いました。
他にもまだまだハッとさせられるセリフがあったので、また続きを観て書こうとおもいます。
読んでくださって、ありがとうございました。
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