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2種類の素材ストック術を掛け合わせたことで発信力が進化した件
「福祉増進と職員負担軽減との両立をめざす」というテーマで発信している、みきやと申します。関西在住の地方公務員で、2027年4月の統一地方選で地元の市会議員になり、地場産業を取り戻すことをめざしています。
Voicyパーソナリティ木下斉さんが主宰するジブン株式会社ビジネススクールで紹介されていた、上阪徹さんの「10倍速く書ける 超スピード文章術」。こちらの本で紹介されている手法が非常に秀逸でした。発信力を高めるための素材ストック術について紹介されています。
実はこの本に出会う前、私は「やりたいことが絶対見つかる 神ふせん」という坂下仁さんの本をもとに、自分なりの素材ストック術を実践していました。今回この両者が出会ったことで私の素材ストック術が進化したので御紹介させてください。
2つの素材ストック術について
超スピード文章術:メールの活用
上阪さんの「超スピード文章術」ではメールを活用する手法が紹介されていました。普段使うメールの「下書き」に普段の生活で仕入れた素材をストックしていくという手法です。具体的には標題に素材のタイトルになるものを入力しておき、メール本文に素材を箇条書き形式でストックしていくというもの。
私もGmailで実践してみましたが、検索機能を使えるので非常に便利!先日アップした「70歳のアルバイトが輝ける場所」という記事も、この手法でストックした素材がベースになっています。
Gmailは普段使っているスマホで操作するため、メモ帳とは違ってすぐに立ち上げが可能で、ポンポンと紙面の制限を受けずに入力しておけるのがメリット。実際にこんな感じのメモをドラフトにしていました。
タイトル:250215 70歳アルバイトが輝ける場所
・職場に70歳のアルバイトが来ている
・以前も一緒にお仕事させていただいたが、明るい方でいつもニコニコしている
・公共部門でのアルバイト経験が豊富なので、役所でのアルバイトにも慣れている
(以下省略)
このタイトル部分に日付が入っていますが、これは次に紹介する「神ふせん」に登場する技法を取り入れています。
神ふせん:ふせんに書く情報の工夫
続いて「神ふせん」ですが、ここで紹介されている手法は主に3つあります。
所感を加える
日付を入れる
ハッシュタグをつける
ひとつめの「所感を加える」ですが、単に素材に触れたときにメモをとるだけでなく、その時に自分が感じた感想を書き加えます。こうすることで自分はどういう価値観を持っているのか、ということを深めていくことができるようになります。
そしてふたつめの「日付を入れる」は、アナログなふせんの弱点を補う手法です。メールだと作成日が残りますが、紙に書いたメモではいつのものかわかりません。そこで日付を書いておくことで、メモを書いた当時の自分の状況を思い返すことができるという効果も生まれます。
最後にハッシュタグ。「#オンライン」とか「#福祉」といった感じで、そのメモが関連するジャンルを1~3個書き加えておきます。こうすることで同じハッシュタグをたどれば、過去のメモを並べて複数の情報を有機的に結合できるようになります。
坂下仁さんの「神ふせん」にはこういった手法が紹介されていました。
2つを組み合わせてみた
メインツールをメールにし、神ふせんの要領で整える
2つの書籍に記載されていた手法を自分の中で組み合わせてみると、こんな感じになりました。もととなっているのは木下斉さんの最近の放送です。
【放送内容】
・安易に「できます」はヤバい
・嘘にならないように
・「人を紹介してくれ」という奴は要注意
・「できます」は自分をよく見せようという人
・仕事は責任感でつながる
・長期的な目線が大切
#木下斉
【コメント】
不動産賃貸業をやっていて、お客さんが本当に住む段階になったときに怖くなったことがあります。自分に課せられたものを全うできるか、いざ自分の責任で提供するとなると不安になるものなんだなとこの歳になって学びました。
自ら事業をすると、本当に学びが多いですね。安易に家賃収入を求めて何でもOKとすると、後々自分の首が締まるので、最初が大切だということがよくわかる放送でした。
メモ、所感、ハッシュタグをそれぞれ書くようにしました。(このときはハッシュタグを2番目に書いていますが、今は3番目にしています)
2つの素材ストック術を組み合わせると発信力が進化した
すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ここに書いたコメントをコピペして実際に木下さんの放送にコメントとして貼らせていただきました。
今までもVoicyを聞いてコメントをしてはいたのですが、この方法だとコメントを自分のストックにもできるメリットがあります。また、このときの放送内容がどんなものだったのかも残せるので、後で似たような話題になったときに引っ張ってくることもしやすくなります。
かつ、ハッシュタグをつけているのでGmailの検索機能を使えばジャンルに応じた検索も可能!我ながらなかなかいい方法を編み出せたかもしれません。
そしてこの手法を実践する中で、今まで以上に「自分ならどう考えるか」ということに向き合う時間が増えました。メモをするたびに自分の所感を書くことになるので、必ずアウトプットすることにもなります。インプットと同時にアウトプットができ、かつジャンル分けもされる。自分の中で発信力が進化したのを感じています。
まとめ
以上、2つの書籍を通じて手に入れた素材のストック方法を掛け合わせることで、自分の発信力が進化したのではないかというお話を書かせていただきました。
これからも日々のアウトプットを続けていこうと思います。