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海外から見る日本の姿から考えること

日本を離れてイギリスで暮らす今、自分が「日本らしさ」に敏感になっていることを感じます。それは、日本のモチーフだったり、日本に関する話題だったり。街で時々、偶然すれ違う日本人や日本語が聞こえてくる...そんな時、日本にいたら気づかないような些細なことが目に留まり、日本への特別な思いがこみ上げます。

東京で仕事をしていた時には感じなかった自分の国「日本」への想いに気づくのは、イギリスでは「日本」がとても小さくて、「日本人」が周りに少なくて、自分が世界で「マイノリティ」であることを痛感するからなのだと思います。

「東アジア」の人はみんな同じ...くらいにしか理解されていなかったり、「ゲイシャ」のジョークを言われたり。イギリスのニュースで話題になる日本の話なんて、なんだか恥ずかしくなるようなトピックばかりだったりして、日本があまりにも「ヘンテコリン」な国であると思われ、そういうことを面と向かって言われすぎて、悲しくなる瞬間がかなりあります。(ちなみにこういうのは「差別」とは違い、単純に日本への無知が原因だからこそ悲しかったりします。そういう時は真剣に、しっかり事実なり私の考えなりを語り、教えて差し上げます。そうするとお互いに理解が深まって良い。)

だからこそ、ロンドンで開催された日本に関する展示には、私も懐かしさや、世界を舞台に活躍している日本を応援するような、かなり熱い想いを持っていつも馳せ参じるわけです。昨年大英博物館で開催された「漫画展」はすばらしかったし(漫画をほとんど読まない私でも文句なしに面白かった!)、ビクトリア&アルバート博物館で開催中の「着物展」には大きなモヤモヤを感じて、ブログに記事を書きました。
各展示の内容やコンセプトにはいろいろと言いたいことがあるのですが...イギリスの現地の人や、世界中から集う人々が「日本」のテーマに興味を持ってくれているということは、素直に誇らしくなります。

↓漫画展について書いたインスタグラム投稿

↓着物展について書いたブログ記事

「日本」というコンセプト...寿司、着物、茶道、こんまり、漫画、アニメ、ゲーム、無印、ユニクロ、カツカレー..... いろんなものが、イギリスの街並みに登場することが嬉しい一方で、中には目を疑うような一品や、文化盗用なのではないかと感じるものもあります。また、日本人が日本から発信してくる「日本」への違和感も。

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