コロナの影響で全部失ってボロボロになったと思った先に気づいた、幸せの指針
小さな頃からずっと、
「ここじゃない、違う場所」を探し求めてきました。
もっと大きな世界がある
もっと素敵な世界がある
家から見る毎日変わらない風景が嫌いで、自分の居場所はここじゃない気がして、「ここじゃない、違う場所」に行きたくてたまらなかった。
そんな衝動を抑えきれずに、小学生の頃から家出してみたり(すごく近所だけど笑)冒険家になれば遠くに行けるんじゃないかと、近所の空き地で遺跡発掘に励んだり、
中学生になれば渋谷に行き(渋谷には面白いことがあると思っていた笑)
いろんな世界に顔を出し、何かを探し続ける日々。
大人になっても、そんな渇望感は満たされぬまま、起業して、福岡に移住してホテルやマルシェを作ってやっと自分の居場所がここなんだ!ってそう思えた気がしていました。
それでも私はずっと
もっと社会課題を解決することとか、
地域に貢献できているのか、
新しい挑戦ができているのか、
そんなことを
幸せの指針にしていたような気がします。
何かに挑戦したり貢献していることが自分の存在価値で、そうじゃなければ私の人生意味なんてない!って思っていたんですね。
そんな私の居場所や幸せの形は、コロナの影響でズタズタのぼろぼろになりました。
ホテルは数ヶ月休業だし、マルシェも中止中止の連続。唯一動けるウェブの事業も、撮影ができなかったりして。
もう嫌で嫌で嫌で。
何年もかけてきたこと、全部失ったとさえ思いました。
何かに挑んでいない、こんな自分に価値なんて無いって、小さな自信もぜーんぶなくなって、空っぽになりました。
言葉も湧いてこなくて、SNSもお休みするくらいに。
そんな中、島にある休業中のホテルに週の半分はいるようになって、社会人になって初めて、こんなにも日々を味わう暮らしをしました。
(コーヒーとキラキラの太陽に、楽しそうなメンバー)
海から昇る朝日がこんなにキラキラなこととか、そんな朝日を見ながらだとすごく安い粉のコーヒーでも美味しかったり
毎晩メンバーと一緒に食卓を囲めて、ご飯の後はみんなで映画見たりして
ゲストにもこんな時間を味わって欲しいんだよねと語り合ったり
1日に何度もしあわせだなぁって言ったりして。
何日も何日もそんな日々を過ごして、
ふと口に出たのは
「しあわせはここにある」
という言葉でした。
しあわせは、過去でも未来でもなく、世界の反対側にあるわけでもなく、今ここにあってそれに気がつくかどうかなんだなぁと。
30年間探してきたしあわせは、ずっとそばにあって。
遠回りしたけど辿り着いた答えは、
しあわせは見つけるものでも、作るものでもなく今ここにあると気づくこと。
思えば、そんなことを伝えたくて、うちのホテルは形作られていて。
きっと更に、そんなことを伝えていける場所として、この夏また再開するんだと思います。
今すっごく、声を大にして言いたい。
「しあわせは、ここにある」
たくさんのことを失った気がしていたんだけど、何も失っていなかった。
大切なことは今ここに全てあるんだと、
そんなことを、これから伝えていけたらいいな。
境 美希
株式会社Tryfe 取締役 / 25歳の時に起業し「未来に前借りしない事業」をテーマに「マルシェ」や「ホテル」など経営しています。
未来をよりよくする事業を100個立ち上げるのが目標です。
Instagram https://www.instagram.com/mikisakai0815/
「100年後も誇れる仕事をしよう」
株式会社Tryfe https://tryfe.jp/
ー福マルシェ https://fuku-marche.com/
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ー「自分の名前で生きる人のためのウェブサイト制作」Tryfe WEB
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