心の病院

仏教用語で『真理』を意味する諦(たい)というのがある。
厳密には、迷いと悟りの両方に関して『因果関係を明らかにする4つの真理』を意味する『四諦』という考え。
4つの真理とは、

苦諦(くたい)
集諦(じったい)
滅諦(めったい)
道諦(どうたい)

分かりにくいので諦の字を取り除き、病気に喩えてみる。

苦:先ず、僕たちは『苦』しみを感じると病院に行く。
集:どこが悪いのかと検査をして情報を『集』める。
滅:原因が分かればその原因を『滅』ぼすための薬など、治療法が見えてくる。
道:実際に薬を服用し始めるなどと言った治療、回復の『道』に向かって歩みだす。

仏教の四諦とは、迷った時や、更なる高みを目指す時の指標であり真理である。
言い換えると「心の病院のような役割を果たしている!」なんてことも言えると思う。

そして治療薬である道諦の先に『八正道』というモノがあるのだが、簡単に言うと「正しく生きる」という事である。

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