どうして今週末、経済活動を縮小してまで「外出自粛」 をしなければならないのか。 「ソーシャル ディスタンシング」の重要性について。
「ソーシャル ディスタンシング」とは。
最近「ソーシャル ディスタンシング」とか「ソーシャル ディスタンス」という言葉をよく耳にする。
日本語では「社会的隔離」とか「社会距離戦略」のように訳されているが、「インフルエンザのような感染症の大流行を防ぐために、人の動きや社会活動に制限を加え、密集度を下げて、人同士が接触する機会を減らす対策」のことである。
どうして世界中の国々が現在、経済活動を「縮小」、あるいは「ストップ」させてまで外出制限や外出自粛を強行してこのソーシャルディスタンシングを実行しているのか、そして何故「他者との接触を避けること」がそれほど重要なのか、それを知るのにとてもクリアで分かりやすいシミュレーション付きで解説されている米紙「ワシントン・ポスト」のおすすめ記事がある。
コロナウイルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか
(上のタイトルをクリックすると記事が表示されます。もしかしたら最初に英語でサブスクリプションの案内が出てくるかもしれませんが、今回は無視して「Free」をクリックすると無料で読めます。)
この記事では、
・「全員が自由に移動」
・「隔離を計画」
・「適度な社会距離戦略」
・「広範囲での社会距離戦略」
以上の4つのシミュレーション (「全員が自由に移動」、「隔離を計画」、「適度な社会距離戦略」、そして「広範囲での社会距離戦略」)を実行した場合、時間の経過によってどれだけの人が感染して、回復して、そしてどれだけの人々が感染せずに健康なままでいられるかをアニメーションを使って、分かりかすく解説している。
「百聞は一見にしかず」私がここで説明するよりこのシミュレーションを直接見た方が絶対に分かりやすいので是非ご覧いただきたい。
コロナウイルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか
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特に、今週末は多くの都道府県が「外出の自粛」を要請していて、自宅で過ごす方も多いと思うので、是非この機会にご覧いただいて、そして参考にしていただきたいと思う。
原文 :
「Why outbreaks like coronavirus spread exponentially, and how to “flatten the curve”」By Harry Stevens 「The Washington Post」March 14, 2020