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パニック障害のわたしが八日後に電車に乗れるようになるはなし 五日目
パニック障害で何年も電車に乗っていないわたしが、電車に乗って出かけられるようになるまでの八日間を日々綴っている記録。
いよいよ後半戦、五日目です。
詳しくは過去の記事から順に読んでいただけますと、さいわいです。
昨日は、子どもや仲良しのおともだち、気のおけないママ友と地域のイベントに参加するなど、遊びモードに全振りし、電車チャレンジはお休みでした。
昨日楽しく遊んだ分、今日からまたチャレンジです。そんな本日の目標は
長い区間を電車で往復するぞ!
作戦内容は
家族(パートナーとむすめ)が遊びに出かける
(これは前々から決まっていた予定でした)
目的の駅は、乗車駅から十数駅ほど
それについていくかたちで、わたしも電車に乗る
というかんじで、今まで少しずつ乗り越えてきたことの、総まとめになります。
ただ、この作戦にはひとつ問題があり……
それは「こどもとパートナーが某施設に遊びに行ってしまったら、帰りはわたしひとりになってしまう」ということでした。
なにしろ今日は十数駅乗るのです。
行きは家族の支えもあって乗れたとして、帰りひとりはあまりにも不安すぎる。いや絶対無理。
ということで、ここでひとり助っ人を追加することに。
母親登場です。
両親は、わたしの現在の心身の状態、状況などをもちろん把握しています。そしてこれまでもずっと、「近くに住んでいるのだから頼りなさい」とあたたかく見守ってきてくれました。わたしも実際にとても頼りにしていました。
今回も、母親に事情を話し、「申し訳ないのだけど、行きと帰りの電車、両方付き添ってもらえないでしょうか」と頼むと、母親は二つ返事で「大丈夫だよー」と朗らかに言ってくれました。
ありがたくて涙が出ました。
比較的気が若く、元気な方とは言え、両親はふたりとも七十代です。
本当なら、わたしがふたりを支えてあげなければならないのに。情けないし、歯がゆい。ですが、今は感謝の気持ちを忘れることなく、頼れる人に頼り、前に進むしかありません。
(余談ですが、こういうふうに気持ちや思考を割り切ることができるようになったのは、鬱になり、それがよくなってからでした。四十数年間、わたしはひとに頼ることができない性格だったのです)
お母さん、お父さん、ありがとう。
この恩は必ず返すからね。
よし、これで計画は完璧です。
わたしはパートナーと子ども、そして母親とともに、いざ十数駅の電車旅?に出発しました。
今日は日曜日。
遊びに来ている人々、遊びに出かける人々で賑わうターミナル駅も、この前ほど怖くありません。家族と談笑しながら、落ち着いてホームで電車を待てましたし、来た電車にも抵抗なく乗れました。
やはり練習してきたことは、確実に実になっているのだ、と感じました。
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みんなコーデが派手色でした
結果は……
なんとか成功しました!
うれしい〜!
目的の駅に着き、パートナーやこどもと別れた後は、母親とお茶をしたり、記念に眼鏡を新調したり、ウィンドウショッピングを楽しんだりしました。
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母親の誕生日が近かったことと、付き添ってくれたお礼にと、黄色が鮮やかなひまわりのブーケを贈りました。
花や植物がすきな母親が喜んでくれたので、少しは今日のお返しになったでしょうか。
なっているといいなと、思います。
今日もまた少し……
いえ、わたしの中では今日はかなり前進できた気持ちでいます。
いろんなひとに感謝、感謝です。
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