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「TOEIC意味ない論」は無視でいい理由
こんにちは、mikioです。今回は翻訳家をしているぼくが、TOEIC意味ない論は無視していい理由について書いていこうと思います。
意味あるなし論争が一番意味ない
英語界隈でたびたび起こる論争。
その名も「TOEIC意味あるなし論争」。
TOEICスコアをツイートしているひとたちいっぱいいるけど、とりあえずは高得点おめでとう。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 6, 2021
その上で、そんなところに英語の本質は全くないです。
ぼくはTOEICのスコアを追い求める日本の英語学習文化は異様で、そこに費やされる膨大な社会的なリソースをもっと他のことに振り向けるべきだと考えます
まず、こういう論争はフル無視でいいと思います。
意味あるなし論争が一番意味ありません。
TOEIC受験の目的とゴールが違う人同士が、互いの意見を受け入れずに主張をぶつけ合う。そんなことをしても結論は出ないし、生産性低すぎるからです。
就職や転職のために学ぶ人。
純粋に自分の英語力を伸ばしたい人。
ゲーム感覚でやる人。
ステップが違う人々が、様々なゴールを目指してTOEICの試験に取り組んでいます。
「そんなの意味ないよー。」と努力を否定したり、小バカにする必要がどこにあるんでしょう。
ぼくはTOEICを頑張る人を応援しています。
「べき論」を語る人に気を付ける
「素朴実在論」をご存じでしょうか?
簡単に言うと「自分が見えるものが世の全て」という考え方のこと。たまに素朴実在論で、いかにも正論のように話す人がいらっしゃいます。
信念を持つのはいいことですが、他人が言うときは気を付けないといけません。
何故なら、誰もが納得する完全一致な「べき」など存在しないからです。
・TOEICは意味がないので、受けるべきじゃない
→TOEICレベルの文法・語彙力は会話に必須
・就職転職のために勉強すべき・しないべき
→一社一社で必要かどうか変わる
言語の習得は非常に多面的なプロセスです。
「TOEICできても、英語話せないから意味ない」
・TOEICのスコア
・英語が話せるか
その2つだけがTOEICを勉強すべきか、意味あるかどうかの正当性を決めるわけではありません。
読み書きとしての英語を重視される方もいれば、日常会話のみに焦点を当てる方もいます。なので目的に応じ、学習方法を変える必要があると思います。
TOEICはその一つのツールに過ぎないんです。
誰かの「べき論」に惑わされることなく、
自分にとって学習スタイルを貫いていきたいですね!
と言いつつ、これも一種の「べき論」なのか(笑)
SHOULD より WANTファーストへ
ぼくは就職活動をしていた時、とある有名経営者がこう教えてくれました。
正しい選択するかより、自分が決めた選択を正解にする努力をしなさい。
ぼくの人生の格言の一つです。
「あれをやったほうがいい」
「これをやったほうがいい」
「これはやるべきではない」
そんなSHOULDファーストの情報が溢れかえっています。
気づけば他人発信の情報に振り回されて、結局なんのためにやってたんだっけ?となりがちです。
TOEICの意味あるなし論争も、「TOEICをやる意味という名の正しい選択」をしたい想いが根本にあるのかもしれません。
でもTOEICを学ぶということは、〇〇したいというWANTがあった筈。
TOEICやるべきか、そうでないか。
そんな不毛なSHOULDの議論より、自分のWANTに注力する方がよっぽど美しいと思います。
最後に
ぼくは皆さんが握った「TOEICを頑張る」という手綱を手放してほしくありません。
そしてその手綱は、自分だけの英語道を歩むためのコンパスです。
自分とはステージが異なる誰かの言葉よりも、
TOEICをやるという選択を大切にしませんか?
だれかのSHOULDより
あなたのWANTを。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!☺️