僕をてんかん。富士山での奇跡 その3
山小屋で宿泊し、深夜1時、山頂に向かってスタートする。
19時にはひとまず仮眠。
そんな時、先に山頂に到着していた、富士夢祭りの発起人 大志から、名古屋バスツアーのリーダー「あっちゃん」に電話があったらしい。
「山頂は、台風並みの突風。身体が浮いて飛ばされそうだ。今、なんとか山小屋に着いて、ガイド、山小屋のスタッフと相談した結果。この天候は、しばらく続くよう。登頂は断念して、バスツアーチームは下山したほうがいい」
そんな内容たったそう。
7号目。
あともう少しで、熊本被災地からの夢を届ける寸前で、断念する。
落胆。
失望。
ダイキとあっちゃん、富士夢祭りを一年目から作ってきた冬馬というオトコが3人で議論している。
「絶対に届ける」
ダイキ
「一緒に登る」
冬馬
「何がなんでも全員を下山させる。
命を守る」
あっちゃん。
「一人でも死んたら、来年、富士夢祭りが出来なくなる!
誰がなんと言おうと、俺は全員を下山させる!」
すべてを背負って、守る決意をした
あっちゃん。
富士夢祭りは、そんな命賭けの
本気の大人が集まった
「本気の遊び」
ほぼ、富士登山初心者ばかりの「大阪バスツアーメンバー」
「とは、言いながら、いけるよね?
これで行けたら面白いよね?」
そんなことをコソコソ話しながら、下山の準備をしていた時。
山頂の大志から
あっちゃんに電話が入る。
続く❤️