Inscryptionを遊んだ議事録
Inscryptionを遊んだ感想基議事録です。
ゲームの内容のネタバレを含みます。
はじめに
サクナ姫での稲作作りを終え、次は何をしようかと息巻いていた時に出会ったInscryptionというゲーム。
私は穿っているので、有名なゲームは一通り時間を置いてからプレイすることが多い。今回もそうだ。
カードゲームは昔から好きだったが、幾分、対戦相手が必要なものが多いので、スパイダーであるとか、クロインダイクとかの1人用トランプゲームが関の山だった。
後はShephyで羊を大量生産したくらい。
Switchで気軽に遊べるゲームを探していたので、Switchで購入した。
ホラーゲームを謳っているのはこの時初めて知った。
ホラーは大好きなので、程よい不気味さが味わえるカードゲームなんて最高!とワクワクした。
山小屋編(ACT1)
何が何だかわからぬまま進められる山小屋編は、もう本当に形容し難いほど楽しかった。
この時、一生このカードゲームを続けるもんだとばかり思っていたので、レシーのことはKPおじさんと呼んでいたし、強いカードを作るのに固執したりしていた。
対人戦が苦手な自分にとって、ここまでKPとして尽くしてくれるKPおじさんに感動を覚えた。
私とカードゲームをする為にたくさんの小道具を用意してくれており、お面を被ったり、せめー地図を開いたり、閉じたり、開いたり。頻繁に席立ってごめんね。操作に慣れてなくて。
マップ上で出会うNPCのセリフを恥ずかしがらずに演じてくれる!子役とかされてましたか?
歯を抜いても目を抉っても引かない優しさもある。
代わりの目まで貰えるんですか!?
じゃあ、もう一本ナイフ貰いますね。おかわりが無料だなんてなんて優しいんだ。生贄にうさぎいらない?そう?
月を討伐した後も、着々と記念撮影をし続けていた。(部屋の探索を疎かにしていたので、次には進めなかった)
扉を私の写真でいっぱいにしてやろう!という魂胆があった。
4回くらい月を倒した後に、強いカードを量産したせいで面白味に欠けてしまい、どうしたもんかと山小屋を散策していたら、なんか時計が開いた。
あ、まだ開くんですね。コレ。
目を抉ってのオーバーキルプレイが楽しすぎたので、時計は一度開けていた。
その際、リングを貰っており、(その時もガチャガチャしてたら開いた。)下も開くんだろうな、という予想はあった。
けど、カードが強化されることに若干の懸念があったので、オコジョとカメムシ穣の助言を無視しながらカードゲームに勤しんでいた。
お前は生贄になるんだよ。早く熊だせよ!熊!
そんなこんなで、フィルムをゲットしてしまったが、続きへの興味を抑えきれずにKPおじさんの写真を撮った。
今日は記念日だね。あ、そのケーキはKPおじさんが食べていいよ。
ゲームインゲーム編(ACT2)
楽しい山小屋生活から一変、レトロゲーム風な世界に。
異世界転生するにはトラックに轢かれる必要があるって聞いてたんですけど、最近はカメラで出来ちゃうんですね。へぇ。
ここから、このゲームにはストーリーがあるぜ!という雰囲気マシマシ伏線モリモリの展開に、大興奮。
そこからはレトロゲーム内でのカードゲーム祭り。
楽しい楽しいと再戦に再戦を重ねたKPおじさんとの戦の熱も覚めぬやら、新しい要素が盛りだくさんやらで頭の中はショート寸前。
道中、見たことあるような名前の人たちに出会えたもの嬉しかった。
あら、こんなところに居たの?
この後お茶でもどう?ついでにカードゲームも。なんて。
え?再戦できないんですか?そんな!どこいくねん!おい!お前は生贄になるんだよ!
再戦が出来ないことに憤りつつも、ここからはストーリーパートなんだ、と己を腹を括りました。
よくわからんイケメン(ルーク)も焦ってるし。
よくわからんイケメンのよくわからん動画を見て、何だこれはと思いつつも、パラノーマル・アクティビティの様な映像に舌鼓をうった。
一度にこんなに美味しい思いをしていいんですか?
謎解きっぽい要素があるし、大量のエラー動画の真意も知りたかったので、画面保存を駆使して凝視した。
が、何もわからなかった。
たぶん、エラー動画にはあんまり意味がないんだろうな、と思った。後で大量に上がってるであろう考察記事を読ませて頂こう。とも思った。
どうやら、この、よくわからんイケメンはInscryptionを実機で遊んでいる様子。
ゲームの中では、実際にInscryptionが存在するということなのか。まぁそうだろうな。
そして、そのカードスプリクションが怪しげ。
座標が書かれてて、その座標からフロッピーディスクがお出まし。そのフロッピーディスク、骨にも生贄にもならなさそうだけど。大丈夫そ?
フロッピーディスクの中に入っているデータは、私が今遊んでいるレトロスプリクリョンらしい。
この時は、よくわからんイケメンの辿った末路を追体験しているんだろうな、という解釈をしていた。
KPおじさん戦=現実によくわからんイケメンが山小屋に閉じ込められて、謎にカードゲーム三昧をさせられていた?
レトロスプリクション=よくわからんイケメンが拾ったフロッピーディスクの中身?
という風。
だから完全にナナシノゲエムの再来だと思ってた。
今日は記念日だったり同窓会だったり、化粧直しが大変だわ。
近未来カードゲーム編(ACT3)
まさか1ゲームで2回も異世界転生するとは。
化粧直しが終わってて良かった。
いや、異世界転生ではないのか?
(私の解釈で考えると)現実に戻ってきた、という事だろうか。
また新たにカードゲームが出来るとウキウキだったが、新要素、というか、コストとチャージの関係が全くわからず大苦戦。
山小屋に帰りたすぎて泣いてしまった。
こんなどこかの黄色いお花くんみたいなヘーベル君認めないぞ!
液晶だからって演技サボってない!?
チャージさっさとせんかい!
初手に何もだせね~~~じゃね~~か!!!
苦戦と再戦を重ね、小金を集めなんとか勝利できるようになってきた。
カードが揃って、ルールがわかればこっちのもの。
KPおじさん戦と違った戦法が取れるので、これはこれで楽しい。
負けた時に口曲げるの可愛いね。
さっきは声を荒げてごめんね。ところで、目は抉れないの?
マップのところどころに散りばめられている伏線要素にウハウハしながら、
探索を進めると、遂にボス戦に。
これが、超楽しかった。
相手が「機械」だということを活かしたキャラクター付け、
KPおじさん戦ではなかったギミック。
しかも、優しい!
正直、道中の敵の方が難題だった。
だってギミックもなしに拳で殴ってくるんだもん。
奇跡も魔法も慈悲もあったもんじゃない。
それに比べ、カードが整った状態でのギミック祭り。
正直鼻ほじってでも勝てた。
キャラクターが皆可愛いから再戦したいけど、
正直道中のことを考えるとナシかな。
KPおじさんの地図制度の完成度に改めて感服していたら、
何やら物語が大きく動き出した。
KPおじさんやら、デカスーモ(Inscryption)やら、謎おばさん(グリモラ)はPO3の事をよく思ってない様子。
フロッピーディスクを壊す為に、PO3を壊さないといけないらしい。
え?この世界ってゲームだったの?
君ら私と同じ次元にいないの?
ていうか、壊すって何?
確かにPO3は生意気だけど、根はいい子だよ?
可愛いところあるし、ツンデレなだけだって。
そんな、壊すことないじゃん。
ねぇ。
嘘でしょ?
オイ。
…マジか。
壊れた。
壊してしまった。
私は、ドキ文をプレイしてから、「キャラクターをシステム的に殺す」という行為がとても苦手になった。
させるのか、私に。そんなことを。
そんな残酷な事を。
…マジか。
一応、左上のデータ削除してますよメッセージがなくなるまで粘ったら消さずにゲームを終われないか待ってみたが無理だった。
私は墓場に全部投げ込んだ。
ちょっと泣いた。
突然現れた謎おばさんには暴言を吐いた。
PO3を返してよ!!
え?
カードゲームができるんですか?
ふーん。
まぁ、席には着きますけど。
やっぱカードゲームたのし~。
ってしてたら、だんだん世界が崩壊していき、まともにゲームができなくなる。
待って!謎おば!行かないで!!
最期に握手をしてくれた。
ちょっと泣いた。
謎おばは消えてしまった。
崩壊し続ける世界を見るのはあまりにもむご…
け、KPおじさん!!!!!!
また会えるなんて思ってなかった。
会いたかった。
どれだけ君の姿を夢想したか。
その指先を。
その語り口を。
泣いた。
またゲームしてくれるの?
いいよ。付き合うよ。
ここが私の墓場だ。
ねぇ、一緒に連れて行ってよ。
握手なんていらないから…
一緒に居てくれ…。
泣いた。
メチャ泣いた。
かつて敵として、何度も何度も私を殺し、殺されしてきた
KPおじさんと握手できるなんて。
彼に認められた気がした。
楽しんで他のは私だけじゃなかったのか。
なら、良かった。
もう殺してくれ。
KPおじさんの居ない世界に居ても意味がない。
で、デカスーモ!!!
何度もヒント(山小屋編で時計を調べろと教えてくれた(気づかなかった)
くれてありがとう。
君と対峙できるなんて、なんて光栄なんだろう。
ああ、スライム君も呼ぼうか?
私の親友なんだけど。
いらない?そう…。
ゲーム!!!消えるな!!!!おい!!!!
握手はさせてくれ~~~~~~~!!!!!!!!!
とギャン泣きしたところで生き残り木彫りバァが意味深なセリフを吐いて
よくわからんイケメンが射殺されて終わった。
いや、どういう事?
おわりに
プレイ後、様々な考察サイトを巡った結果、
私の思い描いていたストーリーとは全く違うものだった事が判明した。
各考察サイトをまとめるとこんな感じっぽい。
作者様の過去ゲームに登場するキャラクターが鍵になってるかも?
という予想もあるようだが、
そもそも明確な答えはないようなので、
次回作を待つか考えるのをやめるかの二択だろう。
総評としては、
・カードゲームは素晴らしく楽しい。
・キャラクターが魅力的。
(台詞が少ないのに、立ち振る舞いや表情で個性を感じる。)
・BGMがとても良い。
・演出のひとつひとつに驚かされたり、ギミックが奥深い。
・ストーリーはよくわからない。
こんな感じだ。
「Kaycee's MOD」で、無限にKPおじさんと遊べるみたいなので、
私は無限卓上遊戯に勤しんできます。
それでは。
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