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長尾美紀
2021年11月30日 10:08
「青天を衝け(36)栄一と千代」を見て私にカタルシスが起きた。どのシーンかというと、吉沢亮演じる主人公・渋沢栄一が幼い頃から想いあって結婚した千代をコレラ罹患により突然失い、茫然自失となった最後のシーン。千代が床に伏せていた和室の畳だけが映る。その畳を見つめる吉沢亮があまりにも美しく、私にカタルシスが起きた。物語としては本当に悲しみが大きく、初めから見ている視聴者の私も喪失感がある。が、吉