
[近況] 外資系コンサルのBIG4秘書から国内有数のロボットSIer広報・デザイナーへ
[近況] 外資系コンサルのBIG4秘書から国内有数のロボットSIer広報・デザイナーへ
こんにちは。
少し仕事が落ち着き始めたので、note再開します。
というのも「今何のお仕事しているの?」
と聞かれると、しばらく返答に困っていました。
それはというと、「一言で説明しづらすぎる」からです。
まず、業界としては「ロボットSIer」と呼ばれる工場や倉庫などにロボットを導入するシステムインテグレーターの業界にいます。
因みに「SIer」と聞くと単数形だけど、会社です。
ついでに、ロボットと言ってもロボットメーカーではないので、ロボットを売っているわけではありません。
さらにロボットといってもドラ◯もん的なやつではもちろんなく、産業用ロボットです。
え?と戸惑われた方、のちのちロボットSIerについてもこの際ちょくちょく説明していこうかなと思っているので、ここはひとまず読み飛ばしを。
さて、そんな会社で私が何をしているのかというとこれまた説明がややこしくて。
入社から現在をざざっとまとめると、広報をそもそも立ち上げて機能させると同時に、マーケティング機能も立ち上げて効果を生み出し、その他ブランディングや販促に関わるクリエイティブも行ってきました。
要するに、広報・販促・デザインを一手に引き受けるという、大手企業からしたら到底ありえないポジションです。
ポジションのクセがすごい!!
しかも、私はロボットSIerの知識も、広報マーケティングの知識もゼロ。
今思えば私のポテンシャルを信じて採用してくれた上司に、そこは感謝の念しかありません。
混沌を整理して磨く楽しみ
前述したように、最初は「ロボットSIerって何?」という私の状態と、「広報・マーケティングって何?」という会社の状態が、真っ向にぶつかるわけです。
「結果は見えないけど、こうした方が良い」というアイディア・直感と、「証拠は?効果は?あなたに何が出来るの?」という反応が、真っ向に対立するわけです。
職人気質が集まる、しかも中小企業、しかもあえていうなら男性が8-9割の圧倒的な男性社会の中で、やっぱり最初はものすごくハードでした。
それでも見える範囲から小さな手がかりを拾って、巡ってきたチャンスは最大限に活用して、社内外人脈をコツコツと増やす。そんなことを地道に続けてきたこの2年弱。
ようやくロボットSIer自体何なのか、その中で私はどういうメッセージを届けたら良いか、
今までの発信による内部との信頼関係もできてきて、自分の発信することにも確信が持てるようになってきました。
外部から見たら「自社のことなんてなんですぐに分からないの?」と思われるかもしれませんが、
広報マーケ視点が育っていない業界・会社は、おそろく一般的な想像以上に混沌とした状態なんだと思います。
ビジネスとして成り立っているのに、対外的に届けるメッセージや自分たちのアイデンティティが定まっていない。
社内に相談できるプロフェッショナルはもちろんいるはずがないし、私自身が時に経営者を上回る程突出したプロフェッショナルになってやろうという気概がないと、やってこれませんでした。
そんなもつれた毛糸玉みたいな状態を丁寧にほぐしていくことから始まった私のここでのキャリアは、
時には「ここはまだ分からないからもつれたままで」ということもありながらも、地道に地道に前進し、ようやくきちんと整理できるようになってきました。
広報という立場、マーケティングという立場、デザインという立場、
それぞれを切り替えると多重人格になってしまうんじゃないか位、頭の動かし方が違うんですけど、そこは飽き性な私だからできたのかも。
頭をハイパーフル回転させつつ、気分転換しつつ、何とかこの混沌とした私の状態、会社の状態、業界の状態に向き合ってきました。
どう私が奮闘してきたかは何となく残しておきたいなとも思い、誰かの役に立てる気がするかも、とも。
そんな気持ちでこれからまた更新していこうと思います。