#1突然来なくなったお手伝いさん
前回の記事はこちらです。
念願の最初のお手伝いさんは20代前半の若い女の子でした。
こちらでお手伝いさんを雇う時は基本的に人からの紹介です。
ジャカルタとかチカランあたりは雇用システムのようなものがあると聞いた事があるのですが、私が住んでいるところは基本的に人からの紹介です。
お手伝いさんは私が住んでいる住宅街のオーナーが紹介してくれました。
一応、面接の時に私が日本人であることに抵抗はないか確認しました。
この辺りは外国人がいないので、外国人に抵抗があるかもしれませんからね・・・
「大丈夫です!やります!」
ということだったので、翌日から来てもらうことにしました。
うちの家は部屋が2つとリビングと台所とトイレなのでだいたい朝7:30〜10:00ぐらいまで働いてもらいます。
仕事の内容は、掃除、洗濯、買い物です。
時々料理をお願いすることもありますが、毎日ではありません。
朝、数時間程度の簡単なバイトです。
初日は、洗濯機の使い方や、掃除道具の場所などを夫が簡単に説明して、とても綺麗に丁寧に掃除をしてくれました。
物静かで口数は少なかったですが、印象は悪くなかったです。
「ありがとう!また明日もよろしくね!」
と言ってその日は帰っていきました。
帰ってから夫がぼそっと
「明日も来てくれたらいいなぁ」と・・・
えっ???
どういうことですか???
来るのはあたりまえですよね?
だって面接して採用したし。
すると旦那が衝撃的なひと言を発しました。
「こっちって雇う側より雇われ側の方が強いねんで」
「嫌やったら次の日来ないし」と・・・
正直自分の耳を疑いました(笑)
私は雇ったことでホッとしてたけど、明日来るかわからんのかー(^^;;
そしてドキドキして迎えた翌日
「チーーーーーーーン( ̄◇ ̄;)」
来ませんでした。
「いやいや、事故か渋滞に巻き込まれてるだけかもしれんから電話してみよう!」
と、旦那に言ったら、「電話番号わからへん」と・・・
えっ、そんなことある???
そっちもツッコミどころ満載なんですけど(笑)
教訓
・雇ったら毎日来てくれるとは限らない
・休むのもやめるのも連絡なしの場合がある
・雇われ側の方が強い
人を雇う時も日本と同じ感覚でいるといけないなと思いました。
合わなかったら全然やめてもらってもいいけど、せめて連絡でもして欲しかったなとその時は思いました。
というか、連絡先を交換してないから連絡できないのか(笑)
この出来事からの気づきは、自分の中に「休む時、辞める時は連絡すべき」という価値観があるということ。
その自分が大切な価値観を無視されたことで悲しい気持ちになったんでしょうね。
もう5年も住んでいるのインドネシアの文化的なことは理解しているつもりなので何も思わなくなりましたが、当時の気持ちを思い出して書いています。
日本人が報告、連絡、相談ができるのはやはりそういう教育を受けてきたから。
私はインドネシア以外にもオーストラリアとアメリカに住んだ事があります。
今は仕事上(オンライン日本語教師)いろんな国の人と接する事もよくあります。
そして思うのは、やっぱり日本人ってすごいし、独特の文化を持っているなということです。
日本の文化や習慣は当たり前ではなく、外に出るとかなり少数派なことにも気づきました。
海外で暮らすと、自分の握りしめているもの(思い込みや常識)を緩める良いきっかけになるなと改めて思います。
話はお手伝いさんに戻りますが、正直一人目が1日で来なかったことがショックで、次の雇用への不安は高まりました。
でもこんなところでは引き下がりません!
早速2人目のお手伝いさんを探し始めました。
すきやサポートは活動の励みになっています♡