【アーユルヴェーダ】パンチャカルマ ナセア(Nasya:経鼻法)点鼻薬の話
今回は……
パンチャカルマ 5つの治療のうちのひとつ
ナセア(Nasya:経鼻法)の話。
ヴァマナ(Vamana:催吐法)
ヴィレーチャナ(Virechana:催下法)
ナセア(Nasya:経鼻法)
ヴァスティ(Vasti:経腸法)
ラクタモークシャナ(Raktamokshana:瀉血法)
私はナセアを5日間行いました。
仰向けに寝た状態で、温タオルの蒸気を顔面に当てられます。
その後、オイルを鼻の穴から点していくのですが、最初は6滴から始まり、最終的には12滴まで増えました。
私は鼻の不調を感じていなかったので、なぜこの治療が必要なのか分からず、質問してみたところ、鼻へのアプローチではないようです。
鼻回りの治療であれば、作用が局所的である液体の薬を使用するとのこと。
私のナセアの理由は、プラーナという生命のエネルギーをコントロールすることだそうです。
オイルの中でもギーというバターを更に精製した油を点鼻しましたが、このギーという油はなんと組織の深部にまで入り込む性質があるのだとか。
なので、鼻から入れたギーは脳や脊髄にまで作用するとのこと。