作家の僕がやっている文章術023 ビジネス文書編「謝罪文」の書き方
仕事で書かなければならない文章全般がビジネス文章です。
書かなければならないという点がやっかいで、意味の伝わらない文章や、敬語の使い方を間違えている文章や、誤表記のある文章を書いてしまうと、仕事が上手くいかないだけではなく、あなたの仕事上の評価を下げてしまう危険もあります。
ビジネス文章が上手く書けると、仕事が円滑に進みますし、出世のチャンスに恵まれます。
基本的な謝罪のメール文を例に挙げます。
<例文1>
大変お世話になっております。
株式会社〇〇(自社名) 〇〇(あなたの名前)です。
先日ご注文いただいた商品の納品が遅れておりますことを、心から深くお詫び申し上げます。
原因を調査しましたところ、弊社の事務手続きの不手際によるミスであることが判明いたしました。
現在、体制の見直しを行っており、今後の再発防止に取り組む所存です。
この度は、こちらの不手際により〇〇(取引先)様にご迷惑をおかけいたしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
メールにて恐縮ですが、取り急ぎお詫びとご連絡を申し上げます。
よく見る謝罪メール文です。
これを次のように書き直すと、どう印象が変わるでしょうか。
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