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留学を志したキッカケ in Africa ②

前回の続きになります。

さて、空港のラウンジには黒人ばかり。日本人はおろかアジア人すらいなかった。いよいよアフリカにいくのだなと実感。トランジットで向かった訳だが、1時間半ほどで何やら周りがざわつきだした。どうやら乗り換えする人がいるようだ。予定には無い国だったから勿論ぼくは気にせずフライトを楽しむ。
邪魔をするな今、映画をみているところなんだ。静かにしてくれ。
しかし黒人もぞろぞろと降りて行くではないか。
な〜んだ、アフリカンじゃねぇのかよ。
BUT、数分後あることに気が付く。

あれ、この飛行機にイマ乗ってるのCAとおれだけじゃね?

近くにいたCAに拙い英語と、ジェスチャーでぼくも降りるのか?と尋ねる。
CA「you should get off.」
ん?get off? offをgetすべき?オフ?
なんだ、このままでいいんじゃん。映画に戻ろうとしたら、CAが一言。

「go out」

はい、ですよね。

【Tanzania🇹🇿】
まぁそんなこんなで何とか、タンザニアはダルエスサラーム空港に26時間という法外な時間を経て、無地到着。

空港から出るやいなや、タクシーの運ちゃんらしきブラックがわんさか近づて来る。日本人が1人でアホな顔して出て来たわけだから、黒山の人だかり、いや黒人、山の如し、押し寄せてきた。
直ぐに先輩に連絡、空港付近は辛うじてWIFIが使えた。

「先輩、あとどれくらいっすか?」
「2時間くらいかな」


2時間。  

fuck me~~~~~~~~~~~~~n。

なんとか運ちゃんをまいた僕は、この2時間をどう過ごすか考える。
ToDOリストには、sim契約と両替。
やれんのか?いや、とりあえずやってみるか。

テキトーな英語で何とかsim契約と両替に成功。1週間3GB600円。

ちっさい事だけどこういう小さい成功の積み重ねが自信を生む。

そうこうしているうちに何とか先輩と合流。
下から、ビーサン、半パン、Tシャツ、髭、バックパック。
なんだこの旅感は。これが旅か。これが旅人か。

先輩が来たことで再度、運ちゃんが集まりだす。
そんな黒人にも動じず先輩は
「we've taken a Uber already」と一蹴。

先輩曰く、地元のタクシーだと、たまにハズレのタクシーがあって、もしそれに乗ってしまうと、途中から仲間の黒人が乗ってきて、人気のいないところまで連れてかれ、見ぐるみ全部剥がされるらしい。

旅中にもその経験をした日本人に会った、日本人に会った。つまり直接は知らない。その為、アフリカではほとんどUber以外使っていない。

2日ほどタンザニアを観光し、次の目的地ザンビアを目指す。

・晩ご飯
全然美味しい。肉料理は基本はずれない。ローカルピーポーは米だろうと、サラダだろうと手掴みで食べてた。

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美味しいご飯を食べ終わったあと、帰り道を涼みながら歩いていると、何やら小さい子供がついて来る。まだ3、4才くらいであろう。

「マニー、マニー」

すごい心痛かったし、泣きながら10mくらい。
僕たちの行手を阻むように。
母親らしき女性は路地で座っていた。
なんだこの世界は。
推測の域を出ないが、子供の方が同情を買ってもらいやすく、その日暮らしを余儀無くされている人たちが、観光客からお金をもらう為に、子供を使うのだろう。
子供は分かってか、分からずか泣いていた。

後から聞いた話、そのお金は元締めのところに集金され、彼らは雀の涙ほどのお金を手にする。僕たちがお金を手渡す事は簡単である。

しかしそれでいったい何が解決されるのだろうか。
そのお金を得た子供達はどのように考え、どのように成長していくのだろうか。ただ、これは僕が生きることに困ったことがないから、言える偽善で、彼らからしたら、ただの戯言なのではないだろうか。

あなたなら、どうしますか?

僕は怖くて何も出来なかった。
僕にとっての正解はいまだに出ていないなら、彼らにとっての正解をあげるべきだったと思う。

いつかこんな世の中を変えることが出来る人になりたい。いや、なる。
そう心に誓ったアフリカ1日目。

また少し僕の未来が変わっていく音がした。


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 観光地で撮った現地のシャイな子供。子供は平等にかわいい


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