生きる、生かされて また生きる
古賀稔彦さんのお通夜で後輩の吉田秀彦さんのスピーチを聞いて胸がいっぱいになりました。ずっと古賀先輩のような強い選手になりたくて、先輩の真似ばかりをしてきた吉田さんが、今回だけは真似はできない、って。こんな若くして死ぬことだけは真似できないって…泣きながらおっしゃっていました
53歳は本当に若すぎます
私も48歳でスキルス胃がんを宣告されたので、その時のことを思い出しました
幸運なことに外科的手術のみで完治したのですが、あの時、一瞬想像しましたよね…私の人生48年で終わるのか、って
生きてる今、生かされた私は、あの日から一つひとつの出来事や、一つひとつの出逢いを本当に大切にしようと決めて一生懸命に毎日を過ごしてきたつもり
でも、大切に想っていることも精一杯取り組めていなかったり
大切だった人たちともお別れしてしまったり
物心ついた頃から、いつ死んでも後悔のないように今日を生きる!と、言い放って過ごしてきて
がんになって、人生が終わるのかもしれないと思った瞬間も経験して、
そこからまた私、生きていいんだって思って
生かせてもらえるのだから、精一杯仕事も頑張って、周りの人も大切にしようと決めていたはずなのに
また、なんでこんな中途半端になっているんだろう
明日突然、死を迎えてしまうとして、あなたには後悔することはないですか?
伝え忘れていることがないですか?
いっぱいあります…中学高校大学その後も30代くらいまでは胸を張っていつ死んでも後悔ない!って言い切ってた私だったのに
なんでこんなにしんどくなっているんだろ
めいいっぱい生きてかないと
せっかく生きているのに
古賀さんと、その古賀さんを見送る吉田さんを拝見して
再びそんな想いを巡らせています…
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