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心理的安全性の崩壊-たった1人のダメリーダーの影響力
心理的安全性 (Psychological Safety) の保たれた組織では、毎日仕事するのが楽しくて、新しいことも自由に提案できて、チームのみんなと笑い合えて、補い合えて、失敗してもまた頑張ろうって思えて…とにかく居心地良く仕事が楽しいものですよね
心理的安全性って…?
チーム内における心理的安全性とは、チーム内で共有されている信念:
■ ありのままの自分で居ても大丈夫(お互いへの信頼・敬意・尊敬がある)
■ 3つの大丈夫
✔︎ 間違いを認めても大丈夫
✔︎ 助けを求めても大丈夫
✔︎ 意見を言っても大丈夫
日本人が感じるチームの心理的安全性 :
1. 話しやすさ 2. 助け合い 3. 挑戦 4. 新奇歓迎
*ZenTech心理的安全性認定ファシリテーター講座メモより
こんなふうに何でも自由に言えて、間違えることを恐れる必要もない、安心安全なチームや職場は本当に理想的です
私は、過去に10社以上の外資企業で働いたことがありますが、相手にストレスと不快感しか与えないダメなリーダー(組織のトップ)に遭遇したことが何回かあります
私の経験から、どういうリーダーがチームの心理的安全性を脅かし、ひいては生産性のない後向きでネガティブスパイラルに陥るチームを作ってしまうか、チェックリストを作ってみましたので、是非確認してみてください
心理的安全性を脅かすリーダーの言動
□ 自分が一番 - 自分の立場と保身しか考えていない
□ 部下の話を聞かず、自分の話ばかり長々とする
□ 常に相手を否定、他の人を非難
□ 1:1 ミーティングの時間の半分以上が毎回文句
□ 上の人と下の人への言動が違う
□ 見栄と偏見の塊
□ 弱いものにだけ強くでる
□ 立場を利用して上からものを言う
□ 自らの立場を考えない言動で相手を脅かす
□ いざとなると逃げる
□ 相手の意見は話終わる前から全否定、被せてくる
□ 上手くいったことを褒めるより、上手くいかなかったことの指摘ばかり
□ 失敗は全て部下のせい、成功は全部自分の手柄
□ 過去の栄光にしがみついている、何かと過去の会社の話ばかりする
□ しつこい、ネチネチ
□ 自分以外は全員バカだと思っている、思っていることを言いまくる
□ 私が上司なんだよ、と言う
などなど、結構なレベルのダメリーダーですよね…でも、現実的にいるんです。本当にびっくりするくらい絵に描いたようなダメリーダーが。そういう人に限って偉い立場にしがみついて、のけぞり返って、上にだけ媚びて過ごしています
一昔前まではよく居るタイプだったかもしれません。でも、もうグローバルでそんな人通用しなくなっていますから。ちゃんと自分の言動を見つめ直した方がいいですね
良きチームメンバーばかりで、心理的安全性の高い、フラットな組織にある日突然こういうタイプの人が上に来たとしましょう。どうなって行くと思いますか?
リーダーの直下の中間管理職のメンバーから疲弊していくんですね…
このリーダーが何もしないで、いろんな人の悪口と非難を言いまくって部下たちに聞かせ続けて、半分嘘だと思っていても、え?少しはあの人は同調したんじゃないのかな、とか、あの人はこういう時上に媚びるタイプだったのか…とか。これまで何の問題もなかったメンバー間に不信感が芽生えヒビが入り始めます
トップが自分はお偉いさんだと言って何もしないので、中間管理職の皆さんの仕事が単純に増えます。不満が募ります
心理的に、安全でもなくなり何も言えなくなる
こうして、心理的安全性はあっという間に崩壊していきます。そして、そのせいで、組織のみんなの士気が下り、生産性がどんどん落ちていく。一瞬にして、ネガティブスパイラルに陥り、組織として壊れていきます
つまらない毎日になってしまいます
ご縁あって入った会社でのお仕事、せめてモチベーションを持って楽しく会社も自分も成長したいですよね。生ぬるいだけではダメだけど、失敗しても助け合えて、お互い励まし合って成長できる組織!
リーダーである人の影響は大きいです。本当に…
てことで、一人ひとりが良きリーダーになるためには、「心理的柔軟性」を持つことがとても大事なのです。上記リストのような人にならないために。それってどういうこと?って思われる方は、是非こちら↓の本を手に取ってみてください。私の尊敬する石井さんの著書です♪
そおいえば、以前noteを始めたばかりの頃、こんなのも書いていました。