書×AR×スマートグラスの可能性?
スマートグラスと文字を使ったコミュニケーションの可能性を探究したいと始めた新たな実験。書家・濵一蝶さんと、デジタル(ここではAR)のさまざまな可能性を感じつつ、あらためて書の表現について考える機会に。好奇心の渦の中で生まれる実験のレポートです。
ChatGPTを駆使して書いたhtmlで、AR空間に書を出現させ、Lenovo Glasses T1を使って、みんなで鑑賞してみたというのが前回の実験でした。
鑑賞と同時にアンケートにご協力いただいた。アンケートからの学びを整理しておきたいと思います。
鑑賞形態とアンケートの概要
2023年8月、レノボのオフィスでAR×書の体験会を実施した。鑑賞形態は3種類。
オフライン・Lenovo Glasses T1あり・アーティストによる鑑賞サポートあり
オンライン・Lenovo Glasses T1あり・サポートなし
オンライン・Lenovo Glasses T1なし・サポートなし
回答数は14で、鑑賞者の年代は20代から60代まで。約6割の方が「鑑賞したことはない」もしくは「数年に一回程度」鑑賞するという回答であった。
また、書道以外の作品鑑賞については、「鑑賞したことはない」「数年に一回程度」「一年に一回程度」との回答が全体の約4割であった。次いで、「半年に一回程度」が約3割であった。
書×AR×スマートグラスは「おもしろい」
書×AR(×スマートグラス)の体験について、全体の約6割の方から「非常におもしろい」という回答を得た。「おもしろい」と合わせれば、8割がた興味をお持ちいただけたといえる。
母数が少ないことと、アートにまつわる経験や知識にも左右されると思われるため、参考値ではあるが、嬉しい結果となった。
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