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留学体験談②アメリカへの大学留学🇺🇸

皆さんこんにちは。Mikiです。

前回からこれまでの3回の留学経験に関して記事を投稿しています。

①ニュージーランドへの高校留学
②アメリカへの大学留学
③イギリスへの大学院留学

前回はニュージーランドへの高校留学を振り返りました。

本記事では、高校卒業後に4年間を過ごしたアメリカでの留学経験について振り返ります。

アメリカへの大学留学🇺🇸
留学するまでの経緯

ニュージーランド留学から帰国した私は、高校3年生になるタイミングで日本の高校に復学しました。周りは大学受験への意識が高まっている中、私は日本での授業からかなり遅れを取っており、日本の大学に行くには英語を活かし私立大学に行くか、しっかりと受験に臨むために留年か浪人をするか、といったような選択肢に迫られていました。

ニュージーランドの留学に続き、ここでも母がアメリカ留学への道を見出すきっかけとなりました。母はずっとフルタイムで仕事をしていたのですが、職場で「アメリカの大学を卒業した」という人に数名知り合い、そこで初めてアメリカの大学に進学する道があることを知りました。

同僚の人たちがどのように進学したのか話を聞く中で、同じ留学エージェントの名前が出てきたため、ホームページから情報を得てまずは説明会に参加することにしました。

ニュージーランドから帰ってきてそれほど期間も経っておらず、また海外に行くことに対して不安もありましたが、その留学エージェントを使えば現実的になること、そして家族や周りの人たちがサポートしてくれる雰囲気から、「一歩踏み出して頑張ってみよう」という気持ちで、高校3年生の秋頃にアメリカの進学へ向けた準備を開始しました。

大学の選定に関しては、依頼をした留学エージェントの提携校の中から選ぶ形で、こちらの要望や予算を伝え、面談を重ねてテキサス州のノーステキサス大学に行くことが決まりました。

留学中の経験<勉強・英語>

高校を卒業した年の5月に渡米し、まずは大学に併設されていた語学学校に入りました。大学入学のために求められる英語レベル(TOEFLスコア)はハードルが高く、目標としていたタイミングで入学できるか不安でしたが、無事3ヶ月後の8月入学に間に合うことができました。

実際の授業が始まると、語学学校の時とは比べものにならないネイティブの英語力に圧倒されました。特にアメリカの授業では生徒の発言量が多く、生徒同士で異なる意見がぶつかり議論が起こることも良くありました。全員が自分の意見を持って堂々と話すことが当たり前で、日本の授業とは真逆のような雰囲気を感じました。

入学してから専攻を自由に選ぶことができるアメリカの大学システムにおいて、複数の選択肢を持って渡米をしましたが、結果としてサッカーに関連する「運動生理学」を専攻することを決めました。解剖学やスピーチの授業など科目によっては大変な思いをしたものもありましたが、何とか乗り越え、最後は成績優秀者の1人として卒業をすることができました。

留学中の経験<サッカー>

高校まで多くの時間をサッカーに費やし、自分の中ではそれを一区切りとして、アメリカには新しいことにもオープンに過ごそうと思って渡米をしました。

しかし、全く異なる授業の雰囲気の中積極的に自分を出すことができなかった私は、「このままだと友達も作れず孤立してしまう」と感じ、サッカーを通じて自分の居場所を見つけようと動きました。学校のジムにインドアのサッカーコートがあることを知ってからは、そこにほぼ毎日通うことになりました。

アメリカのサッカーの環境は本当に様々な人種・国籍の学生で溢れていて、私にとって多くの刺激が詰まった場所でした。アメリカでは「みんなが違う」ことが当たり前だからこそ、プレーのあり方も本当に人それぞれで、世の中には本当に色んな考え方や物事の視点が存在することを、彼らとのサッカーを通じて学ぶことができました。

アメリカではみんなが違うからこそ、それぞれの個性を尊重するベースもありました。私にとって「アジア人であること」や「女性であること」など状況によっては不利に感じたことも、サッカーのピッチでは全く気にならないくらい、みんなが温かく迎え入れてくれました。そこで得られた出会いのおかげで、新しい自信や、もっと色んなことにチャレンジしたいという気持ちに繋がっていきました。

そういったポジティブな体験が続き、私のアメリカの大学生活はサッカーで色濃く染まった4年間となりました。ほぼ毎日、多様性あふれる多くの人たちとプレーをしたことで、選手としても、1人の人間としても経験の幅が広がり、大きく成長できた期間だったと感じています。

留学から学んだこと

今改めてアメリカでの4年間を振り返ると、「1人の人間として自立する」ということを大きく促された期間だったように感じます。日本から遠く離れた異なる環境でどのように順応していくのか。また順応するだけでなく、自分らしさをどのように保って生きていくのか。人の数だけ考えや立ち振る舞いが異なるアメリカに4年間身を置いたことで、「自分はどう生きていきたいのか」ということをたくさん考えさせられました。

自分の意見を持つこと、それをしっかりと発信することが求められるアメリカは、日本と真逆の性質を持っているように感じられました。自分の意見を相手に伝えるためには、その時々で自分が何を感じているのか、何に違和感を覚えたのか、自分の心に耳を澄ます必要があります。こうした「自分の思い」を大切にして目の前の人とコミュニケーションを取る習慣も、アメリカにいたからこそ身につけられたことだったように感じます。

日本で周りに流されながら生きるのではなく、文化の全く異なる環境で常に「自分はどうするか」と突きつけられているような状況で時間を過ごしたことで、帰国後の自分の価値観や強みに繋がっていきました。特に厳しい局面や困難な状況にぶつかった時、しっかりと向き合って乗り越えていこうと思える姿勢は、このアメリカでの4年間で鍛えられた部分だったかなと感じています。

タフな期間でしたが、その分成長できる機会が本当に多くあり、20歳前後の大切な4年間をアメリカで過ごせて良かったなと今回改めて思いました。



次回、イギリスへの大学院留学について振り返ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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