【あんたなんか産まなきゃよかった】
どうも!Mikiです!
今日は親子に関して私の体験を交えて、親御さん向けに書きたいと思います。
少し暗めの話しにはなるかもしれませんが、大事なことなので書きます。
親に言われた一言
「あんたなんか産まなきゃよかった。」
小学生の頃に母親に言われた言葉です。この言葉は今でも私の心の中にずっと残っていて、今でもたまに思い出しては心をえぐられます。今も書きながら涙がこぼれそうになりました。
「じゃあなんで産んだの?そんなことを言うなら産まなきゃよかったじゃん」
子供ながらにしてこんなことを思っていました。ショックすぎて口に出したのか心の中で留めたのかすら忘れました。
そんな私は高校生~社会人1年目くらいまで希死念慮に駆られることがありました。ずっと頭の片隅に「死にたい」という思いがうっすらありました。
死にたい理由が明確にあるわけではなく、生きる意味が見当たらないと当時は思っていました。今になって思うのは、親に言われた一言がずっと心に残ってしまい「私なんかこの世に存在しなければよかったのに…」と思っていたのではないかと思います。
そんなだから自己肯定感めちゃめちゃ低いまま大人になってしまい、就活中には自己理解ワークみたいな講座に参加しましたが、いまいち理解できず。
恐らく
"親が自分のことを嫌い=自分も自分が嫌い"
こんな状態になっていたなと思います。
そんな自分のことが嫌いな状態で自分を本気で理解しようなんて思えるはずもないですよね。人間、嫌いなものからは目を背けたいもん。
親が本当に私のことを嫌いだったかは定かではないけれど、子供側の視点から見れば"自分は邪魔者だと思われている"と感じましたよ。
ただ愛情が欲しかっただけなのに
小さいころから親に相手してほしいから、私はひたすらぐずるけれど相手にしてくれないから更にぐずる。そして高校生にもなると私の力が強くなってしまい、暴れていると親が私のことを叱るわけもなく、警察を呼んで保護されるみたいな悪循環に陥ってましたね。
精神科医に無理矢理連れていかれたこともありました。
結局暴れてしまう自分が悪いんだ、自分が存在しているから親にも近所にも迷惑かけて、やっぱり私なんていない方がいい…みたいな感じでしたね。
今思えば
・叱ってほしかった。
・ちゃんと自分を見て欲しかった。
だから暴れてたんだろうなと理解できるのですが。
当時はそれを言葉にして親に伝えるなんて出来るわけもなく、なぜ暴れてしまうのか分からないけれど、体が勝手に暴れてしまうという状態でした。
要は愛情に飢えていたんでしょうね…自分で言うのもなんですが可哀想に…
心の奥底にある黒い塊
当時は自分のことが嫌いだったし、周りのみんなはキラキラして見えました。
友人の前では
「親とは仲悪いんだよね~へへっ」
「私、長生きしたくないんだよね~早死にしたいんだ~(笑)」
みたいに軽く話すことはありました。
本当は心の奥底に黒い塊があるけれど、それをどう処理していいかも分からず、友人の前では基本的に明るいキャラでいましたね。
そうやって自分からは目を背けて、周りに合わせて生きてきました。
この世に存在している生物に共通すること
人間は千差万別。
いろんな国の人、いろんな性格の人、いろんな顔の人がいます。
誰にでも共通していることは親がいることです。
親がいなければこの世には存在していません。
これは私もそうだし今読んでくださっているあなたも、あなたの友人もそうです。
しかし残酷なことに子供は親を選ぶことは出来ません。
どんな環境でどんな親の元に生まれるのかなんて、生まれてからでないと分かりません。
親も子供を選べるかといえばなんとも微妙なところですが
に関しては親が決めることが出来ます。
中には望まない妊娠のケースもあるとは思いますが、産むか産まないのかという選択肢はあると思っています。
現代社会で子供を育てるには必要不可欠なこと
人間も元々はサルだったわけですから、本能的には子孫を残したいと考えるのが自然なことだと思います。
でも今の人間は脳や生活が発達しすぎていて、子孫を残すことは本能だけでは片づけられなくなっていると私は考えます。
子供を育てるとなれば
この2つは必須だと思っています。
どちらかが欠けてしまえば、何かしら悪い影響があると思います。
まず、お金がない状態。
これは子供も大変だけれど、一番大変なのは親かなと思います。
お金がなくてもなんとか子育てはすることは出来ると思いますが、親側が相当苦労すると思います。
次に愛情なく育てられた場合。
これは子供が圧倒的に苦労します。苦労するというか、精神的に何かが欠落したまま大人になってしまうと思います。その程度は人によるところや、考えによっては愛情なんてなくても強く生きられる人もいるかもしれません。
私は精神的にも脳みそ的にも弱かったんでしょうね。
起こった出来事や言われたことを全力で受け止めてしまう性質があるみたいで、今だから言えますがずっと生きていること自体がとても辛かったです。
そもそも人間でなくても、生き物であれば親が子供に愛情を注ぐのは当たり前かもしれませんね。
愛情を与えてもらうようになって
そんな過去を持つ私ですが、今は客観的に自分を見れるようになってきています。だからこうして昔のこともこういうことだったのかなと分析ができます。
これも今お付き合いしている恋人から愛情を貰うようになったからだと思います。
私が親との過去を話した時にも
「それはMikiが悪かったんじゃなくて、親が悪かったんだよ。」
と言ってくれました。
私はそれを言われるまで自分のことを責めるだけで、親が悪いなんて一度も考えたことがなかったんです。だから自分を責め続けて自殺したいなんて思考になっていたのだと思います。昔から悪いことが起こると、すべて自分のせいだと考える癖がついていました。
この2点で私の視点はガラリと変わりました。
心の中の黒い塊がじゅわぁと浄化されていくのが分かりました。
自分を全部受け止めてくれる人に出会えたことによって、今では死にたいなんて考えなくなりました。自分のことも徐々に好きになっています。
一番大きい変化は自分のことを客観視したり、理解できるようになってきました。
海底で息絶えそうになっていた私を海の上まで引き上げてくれた恋人には本当に感謝してもしきれないです。
子供がいる人は全力で子供を愛してあげて欲しい
そんな親子関係にトラウマのある私からのお願いです。
今子供がいる人はもちろん、これから子育てをしようとしている人にも聞いて欲しいです。
子育ては人を育てるのだからめちゃくちゃ大変だと思います。言葉も通じない赤ちゃんの状態から育てますからね。
私では想像できないくらい大変だと思います。
そんなに大変だと嫌になる時もあると思います。
でも決して子供への愛情だけは注ぎ続けてあげてください。
子供に対して嫌気がさしたときに「産まなければよかった」などの
ひどい言葉は絶対に言わないであげてください。
例え本心じゃなかったとしても子供は傷つきます。
私は考え方こそ変わることが出来たけれど、
あの言葉に関しては一生治らない傷となっています。
今SNSで誹謗中傷が騒がれていますが、一番大事な自分の子供に
言葉の暴力は絶対にしないと誓ってください。
これは家族に対してトラウマを抱えてしまった私からの切実なお願いです。
今でも幸せそうな家族を街中で見かけると、表面上は微笑ましいな~とニコニコしていますが、心の中では「よかったね~、幸せそうで。」と冷ややかな目で見てしまう自分がいます。
あなたの子供がそんなこと考えてしまう大人になると思ったら怖いでしょう?
なので今現在、"子供がいる人"や"今後子育てをする人"には子供に対して
全力で愛情を注いでほしいなと切実に思います。
おまけ
あ、ちなみに親は親であの時ぐずる私への対処は相当大変だったのだろうな~と考えることも出来ています。
あの言葉に関しては一生許せないと思いますが。
結局双方に悪いところがあったから、どちらが悪いとも言い切れない。
過去は変えられないので未来にベクトルを向けるしかないなと考えています。
親とは全然会えていないですが、死ぬ前に一度会ってこのことをぶっちゃけて話せたらなくらいには考えています。
今回は大分ヘビーな話しになってしまいましたが、少しでも親御さんの元へ届くといいなと思います。
それでは、またね~(^^)/
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