将来の夢について[こども哲学作文紹介]

フランス流こども哲学アトリエPHILOでは参加者に哲学作文を書いてもらっています。

「ふだん作文は嫌いなのに、哲学アトリエPHILOの哲学作文はいやがらず、楽しそうに書いています」という嬉しいご報告ももらいました。


今回は参加者の作文を紹介します。

こども哲学に興味をお持ちの方、ぜひ参考になさってください。

テーマ 将来の夢

そもそもゆめはいるの?

たとえば、ゆめがなかったらなにをしたらいいかわからない。

だからつまらない。

そもそもゆめはひとつじゃないといけないの?

たとえば、ゆめがいっぱいあったらまだしらないことばがいっぱいしれる。

なぜならきょうみをもつから。

だからゆめはいっぱいあったほうがいいと思う。




自分で問いを立て、例を示し、答えを出す。

この一連の流れがしっかりと定着し、論理構造がわかる、すばらしい文章です。

なんとこれを書いたのは小学2年生。

初級レベル、一発合格でした💮

初級でこれだけの文章が書けるようになったので、これ以降の中級レベルではどんなすごい文章が書けるようになるのか、とっても楽しみです。

さらにこの文章のすばらしいところは、自分の考えを書いた後に、しっかりとその理由も述べられているところ。

夢がいっぱいあったら、まだ知らないことにも興味を持てて、いろんな言葉も知ることができる、というのは、前向きで本当にステキな考え。

夢を持つことで、毎日ワクワクしながら過ごせそうです!


ただ「夢を持つべき」と大人から教えられるよりも、一度「夢って本当に必要?」と、子ども自身で考える機会があるといいですね。

他人に言われて持つ考えと、自分なりに答えを出したあとの考えとでは、全く違います。

哲学アトリエPHILOは月に2回、オンラインで開催中です。

お申し込みはこちらから。

私自身も、毎回、ちいさな哲学者たちとの議論をとても楽しんでいます( ◠‿◠ )

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