哲学は3歳からできる!理由を説明します。
こんにちは。新しいこども哲学、哲学アトリエPHILOをフランスから運営している哲学の先生、みきです。
今日はそもそも哲学するってどういうこと?と言う事について話していきたいと思います。
これはそもそも論なので、もう哲学についてある程度知ってるよーって人は飛ばしてくださいね。
(お耳で聴きたい方はこちらから聴けます。)
哲学するって「生きるとはなにか」「幸福とはなにか」とか、たいそうな問いをかかげたり、「私は存在していると思っているだけで実は存在していないのかもしれない」とか、屁理屈言ってるってイメージを持っている人も多いかなぁと思います。
まあそういう哲学者もいるんですけど、哲学するって全然ハードルの高いものではなくて、3歳の子どもでもできます。
フランスでこども哲学を広めようとしている第一人者とも言える哲学者のフレデリック・ルノワールさんっていう人がいるんですけど、その人は、哲学するっていうのは次の3つのことをすることだ、と言っています。
まず1つ目は驚く!
これってこんな風になってるんだってまず驚く事が大事な1つ目です。驚かなかったら何も始まらないですよね。
驚きは問いを生みます。
ですので2つ目は問う!
なんでこれはこうなってるんだろう?なんで他の方じゃなくてこうなんだろう?って問う事ですね。
そして3つ目は論理立てる!
論理立てるって言葉をつかうと難しい感じするかもしれませんが、こうこう、こういう理由で私はこういう風に考える。と、自分の考えの軸や元になっているものを示すことです。
以上3つのこと、驚く、問う、そして論理立てる、というのが哲学すること、ということですが、これ子供でもできますよね。
驚けるし、問えるし、むしろ子どもは大人より新しい発見が多いし、2歳半位からなんで?なんで?も始まりますよね。
さらに論理立てることもできる。なんで自分がこう思うかこう考えるかって言うことの理由も示せます。
ですので哲学するっていうのは3歳からでもできるってことなんです。
そして1つ大事なのは、あくまでこの哲学するっていうのは理性を使うって言うことです。
理性って何?って言うと、感情とか偏見、思い込み、信仰、迷信などによらないもののことです。
これ嫌いだから、とか、お母さんが言ってたから私はこう思うとか、そういうことに頼らずに話す議論することが哲学することの第一条件になります。
はい、以上哲学するということの説明でした!
次回は哲学って何の役にたつの?って話をしたいと思います。
お読みくださりありがとうございました。
では皆さんよい1日を!