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「内省化」の具体的な方法

こんにちは。
MIKIです。
今回は社会人1年目の私がうつになって休職し、そこから今後のライフプランをどのように計画したかについてを書き残します。

2024年4月に新卒入社し、10月にうつの症状が現れて休職しました。また11月に退職します。
(今回は休職の経緯等を省きますね。)

休職1週間目

これまでストレスが身体に出る事はありましたが、うつというものを経験した事がありませんでした。そのため、「何も出来ない。情けない。」という気持ちでいっぱいの日々を過ごします。
このとき、「休職できるのは最長1ヶ月」と上司から伺っていたので「すぐにでも転職活動をしなきゃ」と猛烈に焦っていました。

もしも同じような方がいらっしゃったらお伝えしたいのですが、休職中は休みましょう。

とても当たり前の事なのですが、これが中々難しい。「休むって何?」みたいな概念が分からなくなる感覚でしたが、とにかく寝てても良いし、食べたいときに美味しいものを食べましょう。
正直、心身ともに「今は頑張れない」と思ったらライフプランの事なんて後回しにしてくださいね。

やりたいこと100

皆さんは、やりたいこと100個書き出してみた事がありますか?
私はありませんでした。というか、やりたいことを書き出すと途中から「正論を書き出してみよう」みたいな方向になってしまい、自分のやりたいことがもっと分からなくなるタイプです。

休職してすぐの頃、年上の方で休職経験のある方に相談したことがあります。そのとき、やりたいこと100を書き出す方法を教えていただき、個人的にはかなり心の整理がつきました。
やり方は下記の通りです。

  1. やりたいことを書きます。
    やりたいこと1つに対し、それを達成するために「必要なお金」と「期限」を書きます。

  2. これを100個書き出します。

  3. 同じ方法でやりたいこと100を友達にもやってもらいます。

  4. 友達と自分のやりたいことを見せ合い、協力してできそうな事は一緒に達成していきます。

  5. 書き出した後、達成したものは消して新しくやりたいことを書きます。そうして「常にやりたいことが100個ある」状態をつくります。

以上です。
私はまだ100個書ききれていませんが、それでも共有したくなる程やってみて良かったと感じています。「いつまでに」「いくら必要か」を常に考えるので今後のビジョンが明確になっていき、漠然とした将来の不安が無くなりました。

そして「100個書く」というミッションがあるので、"休職中に何も出来ていない自分"に対する情けなさを少しは軽くできました。

あと感想として、100個書くって大変です。
自分の欲に正直にならないといけない大変さもありますし、そもそも「どんな生き方があるのか」を知らないとやりたいことなんて思いつかないです。なので、私は面白い事をしている知人と電話する予定をたくさん立てたり、古本屋へ行って写真集を買ってみたりもして過ごしています。

過去の心境を書き出す

ふと、未来のことを考えるようになったのは良いものの、転職してからも今回自身が辛くなった思考回路を分析しなければ、根本的解決が出来ないなと思いました。

そのとき、会社で起こった事を整理する気持ちになれなかったので、まずは学生時代と社会人になってからの違いを分析してみることにしました。
私はマインドマップで書き出すのが好きなので、中心に「大学生の頃」と書いて自身の心境や行動等、何でも書き出しました。

書き出してみると、自分の心境に共通するものが見えてきます。私の場合はマインドマップのどこにでも「〇〇が不安」という事が書かれていました。
それらは、今では全く不安ではない事ばかり。
働いてみて、社会の中で自分の立場等が見えるようになったからかなと思います。

重要なのはここからです。

  1. 今でも自分が行っている"考え方"や"行動"に⭐️をつけます。

  2. 別の紙に⭐️をつけたものを箇条書きします。

  3. それぞれに「なぜそうしているのか」を書きます。またその傾向が直したい事であった場合、「今後自分が大切にしたいこと」を書き出します。

3について補足します。
簡単に説明すると、経緯と結果、今後の対策を記載するということです。
下記は私の例です。
⭐️「〇〇しなければならない」と考えてしまう。
 →将来が不安だから、行動していないと落ち着かない。
 →これまでは若さで何とかなっていた。
 →これからは、時間・お金・体力を大切にする事で、自分の気持ちを大切にしたい。

このように箇条書きしたものを一枚の紙にまとめておくと、今後の対策になります。

絵を描きます

皆さんは、この本を知っていますか?
『コカ・コーラを日本一売った男の学びの営業日誌』

タイトルの通り、コカ・コーラを日本一売った方の話です。この著者である山岡さんが、YouTubeチャンネル「PIVOT」でゲスト出演している動画があります。
その際、「ビジョンロードマップ」についてお話されておりました。詳しい方法は、動画をご覧ください。

私はこのビジョンロードマップこそ、ライフプランを立てるこということだと思います。
今までご紹介した「やりたいこと100」や「過去の心境を書き出す」というものは、どんなに趣味や仕事に意識が偏っていても書き出せていれば良かったものです。
しかし、動画内で山岡さんがおっしゃられているように人は"幸せになること"をゴールとしています。そのためには、バランスが重要なのです。

しかし、いきなりこのマップを書き出そうとしても、やりたいことが分からず、難しいと感じる方もいらっしゃるかと思います。このことから、これまで書き出した2つを活用してマップを書いてみてください。

既に「やりたいこと100」に必要なお金は書き出しています。いつまでにいくら資産が必要かは、分かっていますよね。

「過去の心境を書き出す」を経て、自身のなりたい姿は見えているはずです。そんな姿のイラストをマップ内に描いてみてください。

すると、自身のミッション、ライフスタイル、ネットワーク、キャリア、ファイナンスが可視化されます。
このマップを見ることで、今後自身がブレてしまいそうになったときもビジョンが分かっている為、極端に気持ちが上がったり下がったりする事が少なくなるかもしれません。

最後に

今回は、自身と向き合うための方法を3つご紹介しました。このように自身の傾向を客観的に振り返り、今後の対策を考えていくことを「内省化」と言います。

周りの大人からは、「若いから何でもできる」と言われます。ですが、何でもできるからこそライフプランが無いということは「何もできなくなる」可能性も大きいのではないかと感じました。

どんな方が読んでくださったか分かりませんが、少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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