素敵なケアマネさんの話
先日、ある利用者さんを訪問した際のお話です。この方は最近、転倒することが増えており、手すりの導入を決めました。そのため、ケアマネージャーに依頼して手すりを設置してもらおうと思ったときの出来事です。
私は訪問リハビリの仕事をしており、朝と夕方に事務所に顔を出すものの、日中はほとんど外出しています。昼食も車の中で取ることが多いです。ケアマネージャーも同様に、利用者さんのお宅を訪問することが多く、事務所に連絡しても不在のことがよくあります。
そのため、手すりの設置を依頼するため、何度かケアマネージャーの事務所に連絡しましたが、ケアマネージャーが不在だったり、ケアマネージャーから折り返しで電話をもらっても私が外出中だったり、なかなか連絡がつきませんでした。ようやく連絡がついたのは5日後のことです。
その際、ケアマネージャーに「利用者さんが転倒しやすい箇所に手すりを設置したい」と伝えました。すると、ケアマネージャーはすでにその話を利用者さんから聞いており、「まっすぐな手すりよりもL型の手すりの方が使いやすいかもしれない」という話になって、すでに業者に手配を済ませているとのことでした。デモ品も次回の訪問リハビリ時に届く予定だそうです。
このケアマネージャーの対応を見て、「プロだな」と感じました。私が手すりの話をする前に、すでに利用者さんとのやり取りから最適な手すりを提案し、手配を完了させていたのです。報告が遅くなったことを詫びると、ケアマネージャーは「何度も連絡いただいていたようで、こちらこそ不在で申し訳なかったです」と、私に対しても気遣いのある対応をしてくださいました。
手すり一本の話と思われるかもしれませんが、その手すりがあることで転倒を予防し、例えば転倒した際の骨折などのリスクを軽減できるのは大変ありがたいことです。利用者さんや私たちの話をしっかり聞いてくれ、仕事が早く、丁寧に対応してくださる、ケアマネージャーと一緒に仕事ができることに感謝していますし、私自身も同僚や利用者さんにとって頼りになる存在でありたいと感じました。
それと同時に、令和の時代になかなか連携が取れないこのような事態を改善したいなとも感じました。
以上、本日は仕事のお話でした。