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兄弟育児の壁にぶち当たる【春野家編】

年末年始、我が家では子どもたちが風邪をひきました。最初に長男が風邪をひき、それが次男に移りました。現在、次男(3歳)の症状が特に重く、夜中は鼻水が喉に流れて息苦しそうにしています。喉に垂れた鼻水のせいで咳がひどく、夜中に何度も目を覚ましてしは泣いています。ここ数日は、咳があまりにもひどくて嘔吐(咳もどし)することもありました。

一方、長男の風邪はだいぶ治まり、少し鼻水や咳は出るものの、走ったりゲームをしたりと、家の中で元気に過ごしています。私は次男の看病を中心に生活していました。次男に薬を飲ませたり、吸入をさせたり、メルシーポットで鼻水を吸ったり、次男が食べられるものを用意したりしていました。そのため、長男が私のもとに来ても「ちょっと待ってて。」と言って、私のそばに来てくれた長男から離れてしまうことが多く、次男のそばにいる事が多かったのです。

そんなある時、長男が寂しそうな声でこう言いました。

「•••なんでママは僕から離れるの?」

長男はまだ5歳。次男の看病に集中するあまり、長男に寂しい思いをさせていたことに気づき、心が痛みました。その場で私は、
「次男くんは咳がコンコンして、鼻水もジュージューだから、今は次男くんのそばにいてあげたんだよ。」
と説明しましたが、長男の表情は変わらず悲しそうでした。

お兄ちゃんだから、我慢しなさいと言う言葉

私は以前から、「お兄ちゃんなんだから」という言葉は使わないように意識していました。何人かの年上の方から「お兄ちゃんだからと、上の子に厳しく子育てしてしまって後悔している」という話を聞いていたからです。
「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」
「お兄ちゃんなんだから弟の面倒を見てあげなさい」
と言う言葉は、使わないようにしていました。

しかし、今回の私の行動自体が、暗黙のうちに「お兄ちゃんなんだから」と求めているようなものだったのではないかと感じました。振り返ると、普段から私は長男に少し厳しく接し、次男には甘くなりがちだったかもしれません。今回は次男の体調が悪いという事情もあり、その傾向がより強く出てしまったのだと思います。

これからの子育て

長男の悲しそうな顔を思い出すたび、申し訳ない気持ちになります。今後は、長男にもきちんと時間を作り、甘えさせる機会を設けたいと思います。
次男を優先せざるを得ない状況でも、長男に「自分は大事にされている」と感じてもらえるように工夫し、寂しい思いをさせないようにしたいです。

自分自身の反省の意味を込めて、記事にしました。

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春野 さとみ【理学療法士×ワーママ】
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