ステーキをたらふく食べたいお年頃
ファン感謝祭も終わり、今季所属選手としてのスケジュールをほぼ全て終えた、富山GRNサンダーバーズの選手達とお食事会。
今月10月いっぱいまで寮に居る予定で、その後は各々地元に帰り、アルバイトと冬季トレーニングに励むそう。
杉山晴都投手は筋力アップを図るために鶏肉ばかりの献立で、久しぶりの牛肉にご満悦。山盛りの白飯をお代わりし、
「美味い、美味い。」
を連発。
この嬉しそうな顔を見せてくれただけでも、お誘いした甲斐があると言うモノ。
冬は大学のグランドを借りて、みっちり基礎トレーニングと投げ込む予定。佐川急便でのアルバイトも決まっているそう。
来シーズンの目標は(公式戦40試合として)中継ぎ30登板、ホールドとセーブを挙げる事を掲げてくれました。
その為に島崎投手コーチから沢山の教えを授かり、野球はもちろん、プライベートの相談にも乗って頂き、”富山のお父さん”と全幅の信頼を寄せているそうで。
個人的にはリリースポイントを安定させれば、セットアッパーやクローザーとしてだけで無く、スターターとしても活躍出来る筈なので、スリーフィンガーチェンジアップの様な独自の決め球を磨いて欲しいと願っています。
今季限りで退団の東田汰一捕手は大手保険会社に就職が決まり、富山県や石川県にお客さんを作ってちょくちょく来県しますと笑顔。
次の道に向けスッキリした顔をしていたので、安心しました。
チームメイトとの話が弾み、笑いが絶えない時間を過ごすと、
「また野球がやりたくなってきました。」
と少し寂しい気持ちが頭を擡げた様。
たとえチームを退団しても、しばしのお別れとなるだけ。ネット動画の解説者としてスタジアムに遊びに来て欲しい。
岩室真捕手は宮崎フェニックスリーグから帰ってきたその足で参加してくれ、たんまりお土産話を聞かせてくれました。
試合は雨天中止が多く、なかなか出場は出来なかったそうですが、得るモノは多かったそう。
特に千葉ロッテマリーンズ里崎智也捕手を育てあげた名伯楽、現北海道日本ハムファイターズ山中潔コーチから学んだ配球、盗塁への対応力は目から鱗が落ちる教えで、こんなに野球ってシンプルに考えれば良いんだと気づかされた様子。
捕手全般のスキルアップにつながったと。
バッティングは(公式戦40試合として)2HR、2盗塁が目標で、今季よりも長打力に磨きをかけるそうです。
島田倭吉選手は地元でジムのアルバイトを見つけ、一石何鳥にもなりますと満面の笑み。
来季の目標は、内野どこでも守れるようになりますとマルチプレイヤーに向けて精進する予定。
レギュラーフル出場はもちろん、3割30盗塁と声を上げてくれました。
野球の話だけで無く、二十代男子の与太話は大笑いの連続。その間止まらない箸とフォーク、ナイフ運びで皆、サラダ、スープ、白飯、ステーキをきっちりと完食。
”食べることは生きること”
オフシーズンも気の合う楽しい仲間との食事を重ねて、コミュニケーション力、知識の会得、人間力に磨きをかけて下さい。
その記憶がきっと、来季の名プレーにもつながります。
(写真は全て筆者撮影)
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