
空白の部分を考える、それが喜びに繋がる
残り10試合、12勝16敗2分。
2024年8月24日、日本海リーグ第30回戦を終了し、ゲーム差4といよいよ崖淵に追い込まれた富山GRNサンダーバーズ。
サヨナラ勝ちした試合終了後からここ3試合、スコアボードに並んだ数字は、合計わずか2得点。
打順1番首位打者の.351、3番.313、4番.336目下HR王、5番.313の重量打線にも関わらず、これだけ得点を挙げられないのは、N.Y.ヤンキースの永久欠番選手、ヨギ・ベラが残した言葉通り、
”Baseball is ninety percent mental and the other half is physical.”
(野球は90%がメンタルで、残りがフィジカルだ。)
いかにポジティブに、過去のマイナスの経験をプラスにする考えを持って打席に立てるかどうか。
ここ最近の野球界はアマチュアも含め、精神論や根性論を諸悪の根源として敬遠する風潮が強いが、MLBでは精神カウンセラーが常駐するチームもあり、身体のケアを行うトレーナーと同様、チームにとって重要なスタッフ。
しかし独立リーグと言う経済的に貧窮している状況下では、選手自身でその知恵、エスプリを得るしか無い。
そんな中、ここ最近正捕手としてスターティングメンバーに名を連ねる様になった岩室真捕手は、インサイドワークが格段にアップしている。
キャッチングはもちろん、フレーミング、スローイングも。
今シーズン散々盗塁を決められていた石川ミリオンスターズの阿部選手と川崎選手を今日の試合では、矢の様なセカンドスローで刺す。
準備が出来ている事が如実に現れたプレー。

”考えろ。”
この声援が選手達に届いている事を、今日の試合でも願い続けた。
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