総図解よくわかる徳川将軍家
2024年1月からフジテレビで大奥が放送される。
私は子供の時から大奥が好きで、特に、「華の乱」は夢中になって見た。
今回も必ず見ると決めつつ、こちらの本を改めて読んだ。
様々な視点から見る徳川家
この本では、簡潔に、しかし様々な視点から徳川家をみることができる。
まずは、オーソドックスに第一代将軍から順番に4ページずつの紹介。
その後に、その将軍達を取り巻く、いわゆる部下たちの紹介。
そして、正室と側室の紹介をしていく。
最後には、所縁のあるお寺を紹介し、イラストで徳川家で働く人の1日を説明している。
この本の最後のイラストは、ぷぷぷと笑っちゃうイラストだった…(笑)
〇〇の役職の1日~みたいな感じで紹介してあるのだが、意外とみんな仕事が終わる時間が早くて驚いた。
朝も割とゆっくり始まっていて、夕方にはもう仕事が終わっている。
私たちの労働環境は…?
大奥の話が知りたくて読んでいるのに、私の意識は自分の労働環境、労働時間へと向かっていった。
単純な思考回路ではあるが、江戸時代の徳川家で働く人たち、労働時間短すぎない!?となった。
ホワイト企業!?とも思ったが、自分の派閥が劣勢になると殺される可能性もあるわけだから、ホワイト企業ではなさそう…
でも、目立たず真面目に地味~に働いていれば、生活苦にはならずに、ゆとりをもって働けそうな印象を抱いた。
一方、私はどうだろうか。
毎日せかせか働いて、そんなに働く割には給料も低く、ストレスフル…(涙)。
でも、誰かにはめられて切腹になるわけじゃないので、今の生活の方が良いという結論にしておこう。
側室になるということ
この本を読んで、実際のところは分からないが、側室の方の一生はなんだか悲しいなあと感じた。
世継ぎを産み、成人になればいい方だが、昔はほとんどの子供が成人を迎えずに亡くなったという…。
子が亡くなったからと言って、じゃ実家に帰りまーすとできるわけではないので、ただただ時間が過ぎるのを待つのみ。
今は時間が欲しい!と心の底から思っているものの、人間本当に暇になると、それはそれでストレスを感じる。
私の仕事は日本語教師であるが、コロナ禍で空港が閉まってしまったとき、私のセンターは休業した。
実習生が入ってこないので、開けていても仕方がない。
給料は満額保障されたものの、毎日暇で暇で死にそうだった。
いつ休業が明けるかわからないし、またはいつクビになるかもわからない。
はらはらしながらの休業だったからなのか、ストレスがすごかった。
人は、働きすぎるのも良くないが、適度に働き社会活動をすることが必要なのだとそのとき感じた。
側室の方々も、そうであろう。
ほぼほぼ幽閉状態では、毎日は同じことの繰り返しで、つまらなく感じただろう。
最後に
ただ、歴史の本を読んで「へえ~」と思いたかっただけなのだが、
想像以上に自分の人生、働き方を考えることとなってしまった。
よし、明日からも頑張って生きていこう。