バズ・ライトイヤーで思うこと

ニュースでバズ・ライトイヤーの映画が中東、アジアのいくつかの国で上映禁止になっている。どうやら女性同士がかるいキスを交わすシーンが原因らしい。LGBTに理解を求めていくこの時代に、まだそんなことあるんだな。

同性愛を禁止している国々では、あまりに当たり前で、それを疑う余地がなく、ほかの選択肢を考えたり、根拠を疑う必要はないと判断してしまう。「かけていることすら気づかないメガネ」と最初はそう思った。

まてよ、自分の身近な人々に置き換えて想像してみたらどうだろう。職場で若い男子職員同士が、こっそりあって軽いキスをしているのを見かけたとしたら、「ちょっとざわざわする」自分がある。自分にはLGBTへの認知バイアスはないと思っていても、本当にそうなのだろうか?

やっぱりこころの奥深いところで自分は同性愛を認めてない。そこでやっと自分の「思い込み」に気付く。そしてもう一度、「恋愛対象はさまざまでいい」と認知バイアスを書き換える作業をする。

科学的、客観的なデータで合理的な判断をする。「なぜ?」という質問を自分に繰り返す。私が認知バイアスから自由になれるのは、いつなのだろう。


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