因果関係的思考から自由になるために
ある小学生の男子が学校に行かなくなる。一般的にこれは困ったことだから、何とかしようと思う。そうなると普通、その不登校の「原因」を探し出そうとする。子どもから「原因」を聞き出そうとする人もある。このようなときに本人は、本当はなぜか自分でもはっきりとわからないのだが、何か原因を言わなくてはと思うので、「先生が怖い」とかなどという。実際、このようなときの本人の心の中は、自白さえすれば自由にしてやると刑事に言われて、偽の自白をするような感じではないだろうか。ところで、「原因」がわかれ