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そのままの日記(01.26-01.27)

1月26日(日)

昼から湯船に浸かって、夕方にChiyabaさんへ。大好きな米粉ドーナツが、丸からにょろにょろスタイルになって、さらに美味しくなっていた。

夏に読みかけたまま積読していたイーユン・リーさんの『ガチョウの本』を読み進める。半分くらい読んで閉店時間に。

どんな物語にも、消費期限がある。瓶入りマーマレードやろうそくみたいに。マーマレードに消費期限があるかといえば、ある。マーマレードは果物の寿命を延ばすだけで、永遠にするわけじゃない。

「ガチョウの本」イーユン・リー

イーユン・リーさんの小説は、祈りのよう。わたしたちが生き延びるためには物語が必要だと教えてくれる。

帰りにbabajijihouseさんで、スイートピーを買った。ピンクや紫も可愛かったけど、結局水色にした。水色が似合う女の子になりたいと思って生きてきて、今でもやっぱり水色に憧れがある。

夜、また湯船に浸かりながら、金原ひとみさんの『パリの砂漠、東京の蜃気楼』を読み返す。読み返すほど好きが増す。途中、先週の気持ちを代弁してくれる言葉を見つけた。

飯炊きと小説という別ベクトルに伸びている仕事を短いスパンで行き来するたび、自分の中の繊細さを象徴したガラス細工のようなものを一つ一つ蹴り壊していくイメージが頭に浮かぶ。

『パリの砂漠、東京の蜃気楼』金原ひとみ

1月26日(月)

夢を見た。そこでわたしはだれかと穏やかな時間を過ごしていて、だけど、どうしようもない違和感に襲われて「ここではない」と困惑していた。夢の終わり、大切なひとが姿を現して「そうだ、わたしはこのひとがいる世界で生きていた」と深く安堵して、目が覚めた。

夜、京都のOBJで新調した眼鏡が届いた。彼の眼鏡の新調に付き合ったときに、思わず購入した一本。迷ったけど、やっぱりいい買い物だったと思う。次に会うときは、新しい眼鏡で一緒に出かけたい。

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