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そのままの京都日記(01.12)
朝はまだお腹が空いていなくて、淹れてもらったコーヒーをゆっくり飲む。
お昼はcookknollさんへ。「どうしてもまた、あのフレンチクルーラーが食べたい!」と切望していたら、彼が予約してくれた。骨付きチキンのハーブ煮込み、ハンバーグ、自家製パンを頼んで、ふたりでシェア。
ハンバーグ、ふわふわ。チキン、ほろほろ。ハンバーグのソースも、煮込みのスープも、パンにつけて、余すことなく食べる。美味しい、美味しすぎる。
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食後はもちろん、フレンチクルーラー。前回の反省を活かし、今回はそれぞれひとつずつ注文。やっぱり夢のような味がした。一瞬でなくなる夢の食べ物。
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次はディナーで来てみたい。夜はどんな雰囲気になるのだろう。
そのあと、ひとりで酢橘堂さんへ。ずっと来たかった場所。白くてすべすべした質感のマグを購入。たっぷり入るサイズ。その足で珈琲ヤマグチさんにも初訪問。マンデリン、好きな味。一杯をゆっくりいただく。
夜はふたりで烏丸御池の「before9」さんへ。牡蠣のハリッサ、ライスコロッケ、おでん、お浸し、小さく色々頼む。またここも、全部が美味しい。京都ずるいよ、と言いながら食べる。あのライスコロッケ、美味しかったなあ。お米の甘みや味がしっかり感じられた。ソースが主役ではなく、お米が主役のライスコロッケははじめて。また食べたい。
最終日は、どうしたって寂しい気持ちになってしまう。まだ京都の空気に包まれていたくて、東京の忙しなさに飲み込まれたくなくて、心がぐずつく。余計なことを口走らないように、マフラーで口元を覆ってみたけど、泣き言が飛び出してしまった。踏ん張る胆力、まだまだ修行が足りない。
帰ってから、ひとり湯船の中で反省会。せっかく最後まで時間を作って一緒に居てくれているのに、めそめそしてはいけない...と反省し、お風呂上がりに「春に京都でしたいこと」リストをつくる。過ぎていく時間を惜しむのは一瞬だけでいい。そこに留まっていても、仕方がない。それより明日の楽しみを。
寝る前、彼がホットチャイを作ってくれた。甘くてほっとする味。アイスも食べながら、Netflixの料理番組「白と黒のスプーン」を観る。楽しい時間を過ごせてよかった。