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台湾シティガールと巡る台南|旅日記

2日目の後半は、台湾シティガールのりょうちゃんと合流。台南のローカルな魅力や美味しいものをたっぷり教えてもらった。

2024年5月10日(2日目)


2日目前半はこちら

15:00 「裕成水果店」のマンゴーかき氷でおやつ

待ち合わせは『裕成水果店』というフルーツ屋さん。「今が旬だから、絶対にマンゴーを食べてほしい!」と、りょうちゃんがおやつスタートのプランを組んでくれた。

りょうちゃんについて事前に知っていたのは、彼の元同僚であること、そして「台湾のシティガール」だということ。

サングラスをかけて颯爽と現れたりょうちゃんは、からりと明るく、笑顔がとてもキュートな女の子。美味しいものや素敵な場所に詳しくて、自分だけのセンスを持っている、まさに「シティガール」そのものだった。もし『POPYE』のガールフレンド特集に台湾版があったなら、りょうちゃんに表紙を飾ってほしいと思うくらい。

1年ほど前に台湾に帰ってきて、今は日本と台湾の仕事を掛け持ちしながら、自由で楽しそうに暮らしているらしい。好きなものは旅と猫。

そんな風にりょうちゃんのことを少しずつ知りながら、3人でマンゴーがたっぷりのったかき氷を食べる。旬のマンゴーは絶品で、驚くほど甘く、濃厚で、みずみずしかった。この季節に台湾へ来てよかった。


15:30 神農街で古い街並みを歩く

それから歩いて、神農街へ向かう。神農街は歴史あるお寺や、古い建物を活かした飲食店や雑貨屋さんが立ち並ぶ、人気の観光スポット。

りょうちゃんが「お寺の古さは、天井を見れば分かるんだよ」と教えてくれた。お香の煙で天井が黒くなり、その黒さが濃いほど古いお寺ということらしい。

ギャラリー「目栮(ムーアル)」にも立ち寄る。ここは予約制のギャラリーで、りょうちゃんが予約してくれた。展示スペースとカフェスペースが併設されており、こじんまりとしていながらも味わい深い空間。古い本をアートにした作品が印象的だった。

神農街、古い建物がぎゅっと集まり、見応えたっぷり。

この巨大な木は、まるで建物を飲み込んでいるようで、少しこわかった。


16:30 「民生路無名意麵」の麺で2回目のおやつ

「まだ食べられる?」とりょうちゃんに聞かれ、食いしん坊なわたしたちは「もちろん」と頷く。りょうちゃんのお気に入りのお店、「民生路無名意麵」に連れて行ってもらった。

まずは店頭で麺の種類と具材を選ぶ。私たちは乾麺、豚の血ともち米で作られた「豬血糕」、それから色々な部位のホルモンを選んだ。細めの麺が甘いタレによく絡み、美味しかった。


17:30 海に夕陽を見に行く

それから「海に夕陽を見に行こう」と、りょうちゃんが車を出してくれた。完璧なプランに感動しながら、西陽がまぶしい夕方の台南を車で走る。

15分ほど走ると、景色が変わり、林のような場所に出た。車を降りて木々の間を抜けると、目の前に広い砂浜と海が広がっていた。

暮れどき。砂浜にはたくさんの人たちが、思い思いにのんびりと過ごしている。台南の海は穏やかで、夕焼けは柔らかなオレンジ色に染まっていた。

どこへ行っても、やっぱり海が好きだな、と思った。


18:30 奇美博物館を眺める

夜ご飯は高雄にある火鍋のお店へ。海からさらに車で30分ほど走る。予約時間には少し早かったので、途中で「奇美博物館」に立ち寄ることに。

この博物館は個人所有らしく、ヨーロッパのような雰囲気が漂っていた。正直なところ「お金がかかっているなあ」という感想しか浮かばず、りょうちゃんも「時間が余ってるし、寄ってみようか」という感じだったので、シティガールおすすめのスポットというわけではなさそう。

パリのよう

写真には映っていないけれど、この夜は、月がとても綺麗だった。ハンモックみたいな下弦の月。


19:30 「湖東牛肉湯」の火鍋ディナー

最後は高雄で火鍋。一般的によく知られている火鍋のビジュアルではなく、湯にさっと牛肉をくぐらせるしゃぶしゃぶスタイルだった。まったく辛さはなく、野菜もたっぷり楽しめた。この食べ方は、本当に新鮮な牛肉でないとできないらしいこれを食べさせるために高雄まで連れてきてくれたりょうちゃん、本当にありがとう。

ふたりの同僚時代のエピソードが面白くて、たくさん笑わせてもらった。とても仲の良い職場だったらしい。実は当時、私もすぐ近くの会社で働いていたので、「もしかしたらどこかですれ違っていたかもしれないね」と盛り上がる。

りょうちゃん、またいつか世界のどこかで会いたいな。すぐ会えそうな気がする。


21:30 「花園夜市」でアーチェリーに挑戦

車で台南に戻り、りょうちゃんおすすめの夜市の前で降ろしてもらう。台南の夜市はゲーム系の屋台が充実していて、アーチェリーに挑戦。10本中1本しか当たらなかったけれど、はじめてのアーチェリー、楽しかった。


22:30 「bar home」で最後の一杯

最後は「bar home」へ。1日目と同じく、この時間にはすでに意識が朦朧とするほど眠くて、あまり記憶がない。でも、そんな状態でも「可愛い」と主くらい、内装が素敵だった。私はポップコーン味のカクテルを、彼が頼んだのは確かお茶ベースのカクテルだった気がする。

iPhoneで撮ったこの写真が、この日の最後の一枚。大満足の2日目だった。



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