自分で食べられる・動けるってことが(当たり前だけど)すごく幸せな事だって思うわ/「長生き=幸せ」とは思えない自分
みけ子の母は62歳で脳梗塞で倒れ、その後亡くなる80代後半までの25年以上、要介護状態だった。最初は自分でも何とか動けたけど、徐々に動きの悪い部位が増え最終的には要介護4まで行った。そうして施設に入所して亡くなったが、こんな長期間の要介護期間になることなど、本人も想像していなかったと思う。
そしてみけ子の父。こちらは長年の母の老老介護もあってか、最終的に認知症を患って亡くなった。認知症は本人も辛いが、介護をする家族も大変だ。脳の機能が衰え、本人が元通りの本人でなくなってしまうのだ。仕事を持ちながらの介護で、一人で家にいた父が家から居なくなって警察に連絡したりなんて事も、1度や2度では済まなかった。
そんな父に付き添っていたから認知症のことには無関心でいられない。その上みけ子は父に体質も体型もそっくりで、父のまた母(みけ子にとっては祖母)も最後は認知症を患って亡くなっている。それも頭以外の身体は丈夫なので長生きなの。認知症リスクが少なくないみけ子だから、その最新情報にも敏感にならざるを得ない。
最近、こんな動画を見つけて視聴した。↓
この動画で取り上げられているのは、これまで認知症の原因とされていた物質が、実は原因ではなかった?と言う内容である。今年の9月に発表されたばかりの論文だそうだ。まずは興味のある人は上記の動画を視聴して欲しい。
アルツハイマー型認知症の原因物質である「アミロイドβ」は原因物質ではなく、かえってアルツハイマーの進行を抑える物質である可能性がある、と言う内容だ。「アミロイドβ」の中の1種である「アミロイドβ42」と言う物質が、認知機能の改善を促している可能性がある、と説明されている。
こんな重要で革新的な情報なのに、この動画を見るまでこの論説を全く知らなかった。この論説が広まってしまうと、既存の製薬会社の薬の売り上げに影響し、利益が減ることに直結してしまう。こんな不都合な情報は、製薬会社やそれを治療に使っている病院にとっては不都合だろう。だから意識的に情報を無視していることも考えられる。
もちろんこの説はまだしっかり検証されたものではないかも知れない。だけど、こんな重要な学説なのに、マスコミや医療関係者がこぞってガン無視するとは解せない。
認知症は結局、人が長生きしすぎだから起こってしまうのだと、自分は思っている。健康で幸せに長生きすることは、誰もが望むことだ。だけどその幸せの土台である健康が保てない状態で、生命だけが無闇に長らえられているのだとしたら?過剰な医療が人の幸せにプラスになっていない気がしてならないのよ。
母が施設に入所して3年目だったか、体調を崩して病院に搬送された。緊急手術を受けて一命を取り留めたが、命の危機を脱しても結局元の介護施設に戻るだけだった。長い要介護状態をさらに続けることになって、本人は良かったと思っていたのかどうか。施設に入所していたから自分たち家族はその当時は実際には介護で大変な思いはしていなかったが、経済的にはギリギリだった。そしてもう一人、本当は施設に入るのがベストだった認知症の父は、経済的な問題で施設には入所出来ていなかった。2人同時に施設入所は無理だったのよ。
両親2人とも要介護状態で、でも2人とも同時に施設に入居は金銭的な問題で無理な状態。そして2人とも80代後半まで生きた長生きな人たちだった。健康でない状態での長生きは本人も家族も辛く、負担が重いだけだ。
そういう経験をしてきたから、自分には「長生き=幸せ」だなんてとても思えない。過剰な医療を受けてもそれが幸せか?と考えるとそうも思えない。
この辺りの事は、それぞれの立場の人がいろんな意見を持っているかと思う。だけど自分は、死に至るような病になったら過剰な医療は受けず苦痛だけを取り除く処置だけで、さっさと死にたいと思っている。
歳をとることや介護、健康や幸せのことについて考えていたら取り留めのない文章になっちゃった。人それぞれの立場で、その人なりの考えはあると思う。自分が要介護になった時にどうするか、どんなふうにどこで死にたいか、死後の葬儀や埋葬は?自分なりのイメージを持って何かに分かるように記録しておく。そういったことは必要なことだろうと思っている。
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