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無印良品って今や日本の小売業の一大ブランドだよね。なんでもないシンプルな商品が昔は少なかったのよ

無印良品って、西武セゾングループの一つの商品ラインとして出始めたのが、ちょうどみけ子が高校を卒業したあたりだったと思う。その頃は海外のブランド品が大流行り。胸にワンポイントのついたポロシャツとかが巷にあふれてた。アマノジャクな自分は「けっ、こんなもんダッセーじゃん‼️」と心からバカにしきっていた(笑)

そうだヨォ、ペンギンマークだの傘マークだの黄色いクマやらタツノオトシゴ。こんな物のどこがカッコいいってよ⁉️大衆に支持される文化には全くアンチで、流れに逆らうみけ子だった💦

まぁ、若い頃だからそれで良いのよ。周りがやってるからただ何も考えず流行りに乗るのなど、ダサいの極みだとしか思えなかったんだよね。そう言うみけ子は多分周囲に馴染まず浮きまくっていた変なヤツだったと思うけどさ😆

そんなワンポイント海外ブランド=神だった世の中に登場したのが無印良品だった。セゾングループだったこともあり、企画や宣伝には糸井重里とか仲畑貴志など超一流の人も関わっていたんじゃなかったか?

↑と思ったが彼らは別に関係はなかったらしい。

シンプルで飾り気なく、質が良い。それならお金を払って購入する価値もあるってもんだろう。ベージュと言うか無漂白の紙袋に「無印良品」ってエンジ色の、手でまるで印籠のように掲げた文字が印刷されていたパッケージ。それもこれまで見たことがなく、ダサいんだかカッコイイんだかよく分からない絶妙なラインを狙ってのデザインは、インパクトがあってちょっと画期的だったと思う。

服に関しては、カッコいいというより質実剛健っぽくて、縫製がしっかりしていて長く着られる丈夫な服って感じだった気がする。シンプルなものを使いたい人にはうって付けだった。食品や日用雑貨も少しずつ品数が増えていった。

それが今や全国津々浦々に店舗展開しているし、海外にも大きな店舗を構えているよね?すごいわ、大発展だね。

あの頃、誰もが海外のブランドやら名の売れたメーカーを有り難がっていた。ファッションだって幅を利かせていたのはDCブランドの無闇に高価な服だった。日本が本当に景気の良い時代だったんだよね。

質の良い商品を安価で手に入れたいと思うのは、当たり前って言えばそうだけど、みけ子が若い頃は、なんだかやたらと高い値段を付けてふんぞり返っているような品物ばかりが店頭に並んでいたような気がする。考えればおかしな話だよ。

リサイクルや再生素材を積極的に活用したり、男女の区別を取り払った服を発売したりと先駆的な試みも続けている。洋服に始まり、調理器具や清掃用品、化粧品、文具や寝具、家具まで並んでいる店頭は、特に目的がなくてもみているだけで楽しい。店頭の商品ディスプレイもスッキリしていて、家での収納の参考になったりもする。

日本の給与水準が下がり、金回りの悪い人が増え、物価は世界と比較すれば安価なものが増えた。安いし品質が良くサービスも行き届いている日本には、海外から観光客が殺到する。

サービスや品質を落とさずに、シンプルで使いやすく高額でない商品やサービスを提供する。今後の日本にはこんな工夫で生き残れるような気がする。ヒントは至る所にある。様々なことを見て感じて考える。今よりもっと良い未来を実現するために。



↓焼き物のオブジェを得意とする、陶芸家の川崎毅氏の作品。どっしりとした重量感と存在感のある作品はそこにあるだけで空間を引き締めます。




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櫻井みけ子久美
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