「誰も見てない。ネコババしちゃえ！」
とあるオフィスに勤めていた時のことです。もう十数年前のことだったと思います。その頃みけ子は事務系の雑用をするポジションで仕事をしていました。来客があるとお茶出しをするのがみけ子の仕事の一つでした。その時の来客は某行政機関の「＠＠長」という肩書きがついた、ちょっと偉い方でした。初めての来訪で、今後の仕事の進め方や軽い挨拶のための来訪でした。その時に菓子折りを頂戴したのです。その来客が帰った後、持参された菓子折りの包みを解き、箱の蓋を開けると……
なんと中に
「封筒（ご祝儀袋）に入った現金」が！
うそ〜‼️何これ？
ワ・イ・ロ ？
５秒くらい冒頭のセリフが頭をグルグルしましたね（笑）
しかしいくら何でも、知らんぷりしてその現金入りのご祝儀袋をインマイポケットする訳には行きません。ご祝儀袋には確か「賞 第二位」のような表書きがあったと記憶しています。
結局、「えっ？これ何ですか〜？？？いただいた菓子折りにお金入ってたんですけど〜？」と大声で周囲に知らせました。その時、事務所内に居た社員全員がその場に集まって、大騒ぎになりましたよ。金封の中身は五千円でした。
その現金入りのご祝儀袋は、製菓会社のミスで菓子折りの中に紛れ込んだ物でした。表書きから察するに行政からの賄賂（‼️）なんかでは当然なく、その製菓会社の店舗ごとの販売コンテストで、上位になった時の賞金だったのです。受賞して金封を受け取ったのは良いのですが、その賞金を誤って販売した菓子箱の中に落として、気付かずに包装販売してしまったらしい……。箱入り菓子の詰め合わせを包装した売り子さんのミスだったんです。
箱に書いてあった、製菓会社に電話を入れると電話を受けたその製菓会社の責任者のポジションの女性社員が、自社製品を持参してお詫びにいらっしゃいましたよ。何でもその店舗では、せっかくもらった賞金が入ったご祝儀袋を紛失してしまい、探しても見つからずに大騒ぎになっていたそうです。その金封はお詫びにいらしたその責任者の方にお渡ししましたが「ホントにあの子たちは何やってるんだか……」とポロッと本音を漏らしてましたね（笑）
いや〜、驚きました。こんなことがあるんですね〜 ┐(´д｀)┌
↓繊細な花唐草紋様の伊万里大皿です。人が集まる時に料理を盛り付けると大変映える器です。
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