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みけ子の料理レシピ/おくずかけ編
宮城県の県南地方のお盆の定番に「おくずかけ」という郷土料理があります。夏野菜をたくさん入れ、醤油味の片栗粉でとろみを付けた汁物です。
それぞれの家で入れる材料や材料の切り方、だしを何で取るかなど細かい違いはあります。
今回のレシピは県南の柴田郡出身の母の影響で作り始め、みけ子流に自分の好みと作りやすいように若干アレンジした「おくずかけ」です。
分量は特に明記いたしません。作りやすく用意できる分量でお作り下さいね。
材料
◉じゃがいも ◉なす ◉ささぎ豆(さやインゲン)◉玉ねぎ ◉にんじん
◉油揚げ ◉こんにゃく ◉干し椎茸 ◉豆ふ(まめふ、です) ◉茗荷
◉醤油 ◉ダシ(粉末ダシでOK)◉塩 ◉片栗粉
作り方
・じゃがいも、にんじんは皮を剥く。干し椎茸と豆ふは水で戻しておく。
→椎茸のもどし汁は野菜を煮る時に出汁として使います。
・それぞれの材料を8ミリ程度のさいの目切りにする。
・茗荷は刻んで別にしておく。
→なすは水につけずにそのまま調理します。少々汁の色が悪くなりますが、栄養的にはそのままの方が良いです。丁寧な調理を目指すとめんどくさくて作るのがイヤになるので、(←自分の場合ですが)その辺りは極力適当に(笑)
・材料を大鍋に入れ、水と椎茸のもどし汁で柔らかくなるまで煮ます。最後に酢をほんの少々入れます。酢を入れると味が引き締まり、塩分を抑えられます。あくまで隠し味にひと垂らし程度です。入れすぎちゃダメですよ。
・味付けしたら、最後に片栗粉でとろみを付ける。
・お椀に盛って食べる時に茗荷を散らします。
↑全然美味しそうに見えませんね(笑)
我が家ではじゃがいもを使っていますが、里芋で作る家の方が多いかも知れません。それぞれの家で、使う野菜の種類が多少違ってくることもあります。また、茹でた「うーめん」(素麺のような細麺で宮城の名物)にかけて食べたりする場合も多いようですよ。
夏野菜をたっぷり使って作る「おくずかけ」。使う材料が多いのでうっかり買い忘れたり(笑)、細かく刻むのが少々面倒ですが、それでも毎年この時期に作って食べたくなる、夏の定番料理。料理嫌いで料理下手なみけ子でも季節になると家族から「食べたい!」とリクエストのくる料理です。
同じく宮城の郷土料理のひとつで「あざら」と呼ばれる料理があります。これは、酸っぱくなった白菜の古漬と魚のアラを酒粕とともに煮た料理なのですが、これもいつか自分で作ってみたいと思いつつ実現していません。
私の父方の親類宅で何度かご馳走になったことがある程度の料理です。不思議に美味しかった記憶があります。そしてwikiの掲載には「メヌケのあら」とありますが、私が食べたのは「塩じゃけのあら」を使って作っていました。そしてその親類は県南の柴田郡在住で気仙沼に関係する人もいないのも不思議です。材料を見ると残り物を工夫してお惣菜にしたものなのでしょう。シャケのアラを骨が柔らかくなるまで煮るのも手間でしょうし、かなり時間のかかる料理なのです。
だけどいつか自分で作ってみたいと思っています。
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