誘われて行きたくても一度は遠慮するって(今ではナゾの)マナーがあった
20代の頃だからもうホントに大昔の話なんだけど、その頃は「何かに誘われて、行きたくても最初は遠慮する」と言うナゾのマナー(ルール)があった(ように思う)。
ある時友人と、その「友人の友達」関係の人とを家に招く事を計画した。多分私の家の近所で花火のビュースポットがあり3人で花火を見るとか、そんな感じの事だったかと思うのだが。
直の友達(仮に秋子さん)は同い年でもう数年来の友人。秋子さんの友達は彼女のかつての仕事の友達、と言う関係だった。その職場は洋服や雑貨を販売する小売店舗で、私はかなり頻繁に買い物に行っていた。だから「友人の友達」は「お客とショップ店員」の関係でもあった。
それで、花火か何かを見るのに家に誘ったのだが、その「友人の友達」(分かりにくいので仮に「春子さん」とする)が、その春子さん、私の誘いをやたらと遠慮するのだ。(ちなみに彼女は私より3、4歳年上だったと思う)。
「お邪魔したら迷惑じゃない?」迷惑じゃないし、来て欲しいから誘っています。
「場所、どこだかよく分からないし」秋子さんと一緒に来てくれれば良いです。お店が終わったあたりに秋子さんがそのショップに行って一緒に来れば迷ったりしませんよね。
「仕事終わってからだと遅くなっちゃうし」夜、花火を見るお誘いなんだからそちらが構わなければ全然OKです。
「行く途中で道が混んでいないかしら?」徒歩で来れる距離なので大丈夫ですよ。
そこまで言ったけど、その会話の最中その春子さんはずっと「でも……でも……」って「行けない理由」を言うだけで終始してました。結局、最後まで「じゃあお邪魔しようかしら?」と言う話の流れには全然ならなかったんですよ。
なので私は「結局、誘って迷惑だったのね。来たくないけどハッキリ断るのが憚られたからそんな風に行ってるのね……」と私は理解したのであまりしつこくするのも何だし、その話はそこで打ち切り、その後は挨拶してお店を出ました。
せっかくお誘いしたけど迷惑だったのかしら〜?もしかして強引なお誘いだったかも?とちょっと反省し、ま、無理に誘っても何だしと気持ちを切り替えてその時は秋子さんだけに来てもらうことにしました。友人には「春子さん何だか都合が付かないみたい」とだけ話をして。
そしてその花火の夜は、友人の秋子さんと2人で花火を楽しんだのでしたが、なんと後日。その春子さん「あの日仕事終わってから秋子さんが来てくれると思って待ってたんだけど……」と言う話になり呆気にとられてしまいました。
春子さん、私たちと一緒に花火見たかったの?来るつもりだったの?来るって意思表示をこれっぽっちもしてなかったでしょ?あの時あれだけ行けない理由を言って遠慮してたじゃない?あれって来たくないからそう言った訳じゃなかったの???
私の頭の中は「?????」でしたよ。人の気持ちの機微を全く察しない私が、ただひたすら鈍かったんでしょうか?
また、ほぼ同じ頃こんなこともありました。こっちは「断りの言葉をハッキリ言わない」と言うこれも(私には理解できなかった)なぞルール。
その時、職場の1歳年上の先輩女性と料理の話で盛り上がったんです。何の料理だったか、私が作った料理のことを話していたらその先輩女性「あら〜、美味しそうね」とその料理のこと褒めたんですよ。結構多めに作ったものだったので「良かったら食べてみませんか?持って来ますよ」って言ったんですよね。だけど言葉を濁す感じではっきり返事をしないの。
別に要らないならそれでいいんだけど、私、何事もストレートに言ってもらわないと分からない人なんで。(というか「食べる?」と聞かれたらよっぽどでないと断らないの、くいしん坊の私は)ハッキリ言わないので「お持ちしますよ」と結構しつこく聞いちゃった、遠慮しているのかと思って。返答をぼかす時は「要らないと思っている」ってことがその時の自分には分からなかったのよ。空気が読めない私は、相手をイヤな気持ちにさせたんじゃないかな?と今になって思う。断ることを失礼と思う文化なんでしょうかね?私が常識の分からない人間なだけだったのかも?
と今になって思ったりするけれど、でも結局ははっきり
行きたい時は行く❗️
要らない時は必要ない❗️
と言えばいいだけの話なんだけどなぁ。
今でもそんなまだるっこしいことやってる人いるのかなぁ?
そう言う「ハッキリ言わない文化」って今もあるんでしょうか?
私にはイマイチ理解できないのよねぇ。
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