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積めば積むツム本3つ紹介Vol.1

本というのは余裕のあるときや、なんとなしに読むものだと思っているのですが、まぁそれの優先順位なんてものなど無くタイトルを見てスッと自分のその時の気持ちで読むので先ほどまで別な本を読んでいて、気分転換に別のにとつまみ食いするわけです。

完読していない本があら不思議、なんかいっぱいある。
つまみつまみ読んでいる為、知り合いに面白い本があったかと聞かれた時に面白かったこれ読んで!と貸し出しできない難点があります。
布教タイミングを逃してしまうのです。
布教などいつやってもいいのですが、聞いてくれた時が一番手隙またはこれから読める時間が確保できる目途が立っているということ…
ならばそのタイミングで貸し出すのが良いと思ってるのに……

と思った作品を紹介します。
つまみ食い本積み本です。

1.暗くて静かでロックな娘 著者:平山夢明先生

となりのヤングジャンプにてダイナーという漫画の原作を書かれている先生の作品となります。ダイナーは映画も藤原竜也さんが主演してましたので、ある種別なものとして面白く楽しめました。ポプラ社様から出ているダイナーが元ですが、となジャンで連載しているものは漫画用に平山先生がお書きになられているモノなので小説と全然違う作品となっております。
とても、漫画としてエンターテインメントとして、何より哀愁も成長も努力も愛情も全て泥のような沼地のような戦場のような悲惨さと同居しており感情が動かされ嫌いだったキャラも好きになり、各キャラクターについて一つ一つ語れるものがとても多く良い作品です。
是非読んで欲しいですね。
ということで、リンクをペタリ。


2.海を見る人 著者:小林泰三先生

単純に私が子の本を手に取った時が若すぎたのだろう、理解が出来なかった。故に、歳と時間と調べるという根気が出た時に読もうと思って買って積んでいるものであります。
小林泰三先生のファンといいますか、小林先生のおかげでSFダークバトルファンタジーの小説にのめり込むようになりました。そして、漫画や小説などもそういったジャンルのモノを無意識に手を伸ばすようになりました。
根幹作品の一つとなります。
そのダークファンタジーの最初に触れた作品をペタリ

(この作品のジャケ、良くないですか?!)

3.罪と罰 著者:フョードル・ドストエフスキー

単純に文章量ですね。
量で圧倒されて腰が重くなってます。
ドストエフスキーで読めたのは、まだ薄い厚さのモノしかなく……
罪と罰はもう、一番最後か一ヶ月本しか読んではいけない!文章のみ!
と言われたら読もうと思ってます。
たぶん、それくらいにだいぶ腰が重いですね。
文ストのおかげで幾らか読もうなどと思う時もあるのですが、どうしても日本作家の著書を読むことの方が増える増える。
そして、積まれていく本が増える増える。
織田作之助作の著書を読むのに今は忙しいので、それを言い訳に罪と罰から逃げております。

ええ、逃げ回っておりますとも。
気がつくと、あら、手元にあるのは芥川龍之介の河童じゃありませんか。

やはり、思春期に手を伸ばした作品というのはとても馴染み落ち着きと幸福感をもたらしますね。
これを現実逃避と言います。

芥川龍之介作品はいくらか読みましたが、私の中ではやはり『河童』がいつまでも熱いので、これは冷めることが無く人に何がオススメかと問われればいつだって『芥川龍之介の河童』と言います。
だってそうでしょう、河童の考え方はとても面白く人間にも応用してみては、だがそれは今いる人間の培ってきた育んできた倫理観とは正反対の道徳心はどこへやらの狂人の行うものなのですから。
気になる方は、是非読んでみてください。
サンドイッチがしばらく食べるのに一苦労されることでしょうが、ご心配なく。それはあくまでも河童たちの常識。フィクションなのですから。


それでは、また積み本は幾らでもありますからね
このシリーズは近いうちに行います。

よしなに~

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