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【5/13】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『共犯者』(松本清張)

5月13日のウォーキングコース
若宮大通(17:10)~大津通北上~栄交差点~伏見~ジョイデンタルクリニック~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(18:10)

 今日はいつもの歯科医の予約があったので、ウォーキングの途中に歯科に寄ってきました。以前に入れた差し歯の補強材が取れかけてたので再補強してもらうとともに、月に1回の歯石取りを行ったわけです。
 ステマではありませんが、この歯科では治療で痛かったことはありません。常に「もし痛かったら左手で合図してください」って伝えてくれるし、昔に比べて歯科医療技術も進歩しているのかもしれませんが。地下鉄伏見駅から歩いてすぐだし、もしこれから歯の治療を行う人がいたら、僕はここをお勧めします。

 久々に松本清張作品、『共犯者』を読了しました。氏の初期の短編集です。
共犯者・・・以前「張込み」に収録されてたので既読済みでした。本作やモチーフはもう何度か映像化されてるようなので何となく記憶にありました。
恐喝者・・・「拘置所から脱走して逃亡中」とか「建設現場に労働者として身を隠す」という設定は時代を感じます。
愛と空白の共謀・・・恋愛要素の強い作品です。「翳った旋舞」で寵愛を受けていた海野との別れを決断した順子を彷彿させるような男女の機微を描いてます。
発作・・・「わるいやつら」のようなクズ男(失礼!)が主役でしたが、新聞社の調査部が舞台なのは「翳った旋舞」と同じでしたね。
青春の彷徨・・まあ悲惨な結末にならなくて良かったです。
点・・・怪しげな元潜入員笠岡は設定がまんま「菅生事件」の某巡査ですね。首になった笠岡とその後昇進した件の某巡査とはえらい違いですが・・
潜在光景・・・映像化もされた作品だそうですが、結末は怖くてあまり後味は良くない(苦笑)
剥製・・・いわゆる「編集者」の苦労を描いた作品です。漫画家の編集者とはまた違った面がうかがい知れました。
典雅な姉弟・・・この本では唯一の推理小説っぽい展開です。最後まで犯人が分からず、アリバイ崩しが描かれてました。作中で『電報』が描かれていたのですが、当時の電報は僕の知る「紙でメッセージを届ける」ものでもなく、「電話でメッセージを伝える」ものだったそうです。これはちょっと驚き。
距離の女囚・・・いかにもありそうな悲しい話でした。女性が手紙を読み上げるように語っていく構成は金田一耕助シリーズの「車井戸なぜ軋る」や「三ツ首塔」と同じでしたね。



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