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【11/22】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『追われる刑事』(高木彬光)

11月22日のウォーキングコース
若宮大通(17:22)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(18:02)


 先日、『追われる刑事』(高木彬光)を読了しました。

 高木彬光氏と言えば、シリーズものでは『検事霧島三郎』シリーズがありますが、異なったキャラクターの「近松茂道」検事が登場します。『検事霧島三郎』シリーズのように検事が推察し捜査指示を行うので、「安楽椅子探偵」といった趣の作品です。もちろん、捜査する刑事にほとんどの視点が置かれてはいますが。 
 題名だけ見ると、私怨にかられた刑事が単独行動で犯人を捜す、「八神瑛子警部補」(組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズ:深町秋生)のようなハードな展開かと思いきやさにあらず(当たり前!)、緻密な捜査によって同僚刑事の冤罪を晴らすというストーリーでした。

 捜査の手がかりとして将棋の話題が出てくるのが印象的でした。当時は今ほどタイトルの数は多くなく、名人位が最高峰でこれを取った人がトップという位置づけでした。直近の名人戦が「大山・桝田」というところに時代を感じました。
 そういえば、『相棒』の初期のころ、杉下警部があまりやる気のない亀山刑事部長に「捜査権は警察と検察にしか与えられていないんです!」と言ってたしなめた場面を思い出しました。そう、検察(検事)も捜査ができるんです。主人公の近松検事も、誰も見向きもしないような証拠物から発想、推理していくところは右京さんと被る場面がありましたね☆

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