【9/17】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『眼の気流』(松本清張)
9月17日のウォーキングコース
若宮大通(7:10)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(7:59)
連休中はずっと仕事だったので今日はお休みです。なのに早く目が覚めちゃったので、いつもの出勤時間より早くウォーキングに出ました。まだ日差しが強くないので涼しい感じです☆大津通も久屋大通もまだ通勤者が少ないので閑散としてますね。
てか、夏はこの時間に歩けば汗かかなくてむ住むことに今更?気づきました(笑)。といっても、休みの日はどうしても普段より遅く起きちゃうんですよね(^_-)-☆
先日、『眼の気流』(松本清張)を読了しました。昭和30年代後半に雑誌連載された5編が収録されています。いやあ、どの作品もレベルが高い。先が気になってあっという間に読んじゃいました。いつもは通勤の電車の中でしか読まないんですが、読んでるうちに待ちきれなくなって昼休みにも読んでましたね(笑)。
・眼の気流
表題作です。前半の主人公がタクシー運転手で、タクシーに関する話題がいろいろ書かれてて興味深かったです。初老の紳士と囲っている愛人、その浮気相手の若い男性の間で起こる事件を後半の主人公である刑事の目線から謎解きしてましたが、「色盲」による引っ掛けがあったりして混沌としましたが最後は「やっぱり」という結末でした。てか、「初老の紳士」ってたぶん現在の僕よりも年下なんですがね(笑)。
・暗線
歴史を振り返りながら自分の出生の謎を解いていく物語です。以前も清張作品でこんなスタイルの話があったような気がしますが・・思い出せません(笑)。
・結婚式
これは以前読んだ短編集に収録されてたので再読です。男って起業して成功し左うちわになるとたいてい「女」を囲ってしまうんですね(笑)。結末がなんとも悲しい話でした。
・たづたづし
主人公と親しくなって殺されてしまう(実は未遂に終わってた)女性が自宅でごちそうを作って男性をもてなす描写がありました。当時は『牛鍋』と称されてましたが、今でいう『すき焼き』なんでしょうね。
・影
似たようなプロットは以後多くの作品で見られます。いわゆる「古典」のような作品です。清張氏は作家だけあって、作家と編集者を描かせたらすごく説得力がありますね。とってもリアルです。この主人公が夢破れて山奥の温泉街の旦那に収まった経緯が何となくわかりました(笑)。ちなみに「ビッグコミックスペリオール」に連載されてる『黄昏流星群』で似たような男性を描く回がありました(結局二人で東京に戻りましたが)。
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